じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2010年版・岡山大学構内でお花見(70)朝日を浴びるネコジャラシ(エノコログサ)。 大学構内で見かけるイネ科の雑草のチャンピオン。 |
【思ったこと】 _a0709(金)[心理]サッカーの話題(1)占いタコのパウルくん 2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会も、残るところ2試合。7月11日の早朝に3位決定戦「ウルグアイvsドイツ」、7月12日の早朝にはいよいよ決勝戦「オランダvsスペイン」が行われるという。 サッカーファンの方にはまことに申しわけないが、6月16日の日記に記したように、私はサッカーには全く興味が無く、朝5時頃に起きた時にテレビで生中継をやっていた時なども別の番組にチャンネルに変えてしまい、テレビ観戦をしたことは一度も無かった。 そんな私ではあるが、今回のワールドカップに関連していくつか興味を持ったことがある。 一番目は、オーバーハウゼンの水族館「シーライフ」の“占いタコ”パウルくん(2)がドイツ戦の勝敗予想で100%の的中率を誇っており、3位決定戦ではドイツ、決勝戦ではスペインをすでに予想しているというニュースであった。 私自身もかつては動物を被験体とした心理学実験を行ったことがあり、どういうカラクリで予想が「的中」しているのかには、ホンモノの試合以上に関心を持っている。 ネットで検索した限りでは、どうやら スペインのタコに詳しい専門家は「タコは目立つ色にひかれる傾向がある」と分析。スペイン国旗には赤や黄が多いために選ばれたとみている。という説が有力であるようだ。 こちらの試合結果を見ると、ドイツの対戦相手は、一次リーグではオーストラリア(4-0)、セルビア(0-1)、ガーナ(1-0)、また決勝トーナメントでは、イングランド(4-1)、アルゼンチン(4-0)、スペイン(0-1)となっている。 国旗の色を比較すると、相手国の国旗で黄色と赤が目立つ色柄となっているのは、ドイツが負けたスペインのみであった。ドイツが0-1で負けたセルビアの国旗は、黄色はあまり目立っていないが、図柄上は王冠の部分が黄色で、赤とのコントラストが鮮明になっている。(事後的なこじつけかもしれないが、ドイツの国旗と異なり、スペインとセルビアの国旗は、赤と黄色の組み合わせのほかに、何となくタコの餌を連想させるような模様も含まれている。これもタコの好みの要因になっているかもしれない。) もっとも今の述べたことは、なぜ黄色と赤が目立つ国旗の国がなぜ勝ったのかという説明にはならない。残り2試合までのドイツの過去試合については、とにかく偶然にそうなったとしか言いようがない。であるからして、決勝戦や3位決定戦で黄色と赤が目立つ国旗の国が勝つという保証は全くない。 このタコの「予言」を科学的に分析するということであれば、やはり、いろいろな図柄・絵柄を同時提示し、どのような場合が好まれるのかを体系的に明らかにする必要がある。 不定期ながら、次回に続く。 |