じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2010年版・岡山大学構内の紅葉(28)見上げて楽しむ
毎朝5時半から6時頃に散歩しているが、この季節は日の出前で真っ暗になっている。この時間帯に楽しむことのできる風景としては夜空の星と、写真のような、樹木の枝の「ライトアップ」。数日前、グラウンドのナイター照明設備が消灯されずに翌朝までつけっぱなしになっていたことがあり(単なる消し忘れか、何らかの目的のためか?)、比較的明るい写真を撮ることができた。12月9日の楽天版にも関連写真あり。 |
【思ったこと】 _a1208(水)ソフトウェアの操作・機能は永久不変が良い 各種報道によれば12月8日、ジャストシステムは、ユーザーインターフェース(UI)を一新し、ウェブサービスや外部機器との連携機能をもつ日本語ワープロソフト「一太郎2011 創」を2011年2月10日に発売すると発表した。(関連記事がこちらにあり。) 私自身は、基本OSや日本語ワープロソフトは、国産の製品を使うべきだという固い信念を持っており、2月頃に発売される「新・一太郎」は毎年1本ずつ買い続けているところであるが、率直なところ、ワープロとしての機能は現状で十分に満足しており、新たな機能をいろいろ宣伝されても、是非とも欲しいという気持ちにはなれない。 今回もアカデミックバージョンが発売されるのであればおそらく1本は購入するだろうが、使い勝手が良くなるかどうかよりも、新しい機能を覚えることの面倒さのほうが先に立ってしまう。 私自身は殆ど使っていないが、Officeのパッケージも全く同様であって、学生が卒論やリポートを書くのに使うのであればOffice2003の機能で十分。ところが、「.docx」などと拡張子のくっついた2007や2010などの新形式をプリインストールしたパソコンが出回るものだからそれを受け取る私のほうも、新バージョンを用意しておかないと「.docx」から「.doc」への変換で手間取ることになる。全く面倒な話である。 狩猟であれ農耕であれ、人類は昔から、歳を重ねるごとに経験が蓄積され、そのことがあればこそ、中高年世代は若い世代の師となり、技や知識の継承者となることができた。ところが、このソフトウェアの世界に限って言えば、古いソフトしか使えない中高年者たちは、若者の後ろからヨタヨタとついて行くのが精一杯であって、若者に教えを請い、ときおり手助けを受けて適応していくほかはないのだからまことに困ったことである。 その根本には、バージョンアップを繰り返したり、旧バージョンのままでは支障が出てくるような仕掛けを作らないと経営が成り立たないという、ソフトウェア会社の宿命があるようにも思える。「操作・機能は永久不変」をセールスポイントにした格安ソフトを普及させるか、もしくは営利企業に依存しないオープンソース方式のソフトウェアが主流となってくれば、バージョンアップのたびに何かを覚えさせられたり、多額の負担を強いられるというようなことが無くなってくるかもしれない。 |