じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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昨日の日記で、年を越して実をつけていたセンダンが、その後の5日連続の氷点下と強風のために数粒を残してほぼ落下してしまったと書いたが、時計台前のクロガネモチの赤い実も、この4〜5日の間にすっかり様変わりしてしまった。写真は1月14日と1月18日の比較。 なお、岡山県岡山では、1月13日から18日まで連続6日間、最低気温が氷点下となったが、1月19日は、午前06時の気温が2.6度、午前07時が2.0度であり、久しぶりに氷が張らない朝となりそう。 |
【小さな話題】 JAL破綻1年 1月19日朝の「NHKおはよう日本」によれば、日本航空が経営破綻してから19日で1年になる。赤字路線からの撤退などのリストラ効果もあって、ことし3月期の決算で業績は大幅な黒字に転換する見通しであるが利用客を十分取り戻すまでには至っておらず、稲盛和夫会長は、NHKのインタビューに対し、サービス面の改善に取り組むことで利用客の掘り起こしにつなげたい考えを強調したという。 そう言えば、最近はJALを全く利用したことが無い。年末年始に、大阪(関西)− 福岡便を利用しようと思ったことがあったが、予約を入れようと思っても該当する路線が無い。おかしいなあと思ったら、2010年10月31日から運行休止になっていたのであった。 JALとANAのどちらでも利用できる路線であれば、JALのほうが機内サービスは良いと思う。最近ではANAは、お金を払わないとコーヒーが飲めないが、JALは従来通りであるようだ。 もっとも、最近利用した、南アフリカ航空、トルコ航空、タイ国際航空はいずれもスターアライアンス加盟航空会社であり、マイレージを貯めるという点ではANA利用のほうが便利である。(但し、出張で航空機を利用する場合は、マイレージの私的登録は禁じられている。) 先日利用したエチオピア航空も、今回はマイレージ登録はできなかったが、近々、スターアライアンスに加盟することになるとか。ワンワールドでマイレージを貯めようとしたら、JAL国際線か、ブリティッシュ・エアウェイズ、アメリカン航空程度しか利用できる便が浮かばない。 「child」と「子」の違い ダビングしながら視ていた、NHKトラッドジャパンの「こま」の話題のところで、日本語の「子」と英語の「child」の違いについて面白い説明があった。 それによれば、「child」と「子」はどちらも、子どもっぽい、幼稚なというような共通する意味があるが、日本語の「子」はこれに加えて、「子分」や「子会社」のように「親に従属するもの」という意味がある。これは、長い間儒教の影響を受けていたためと考えられる。いっぽう、「child」は「生まれ出てくるもの、継承するもの」という意味があるというような話であった。 念のため、ランダムハウス英語辞典で「child」を調べてみたところ、確かに、 【8】(特定の場所・時代・作用・影響を受けて)生まれ出た人,(頭脳,想像などの)所産;弟子,崇拝者:というような使われ方があった。もっとも、上記の例の中では「a child of one's imagination」が「産物」と訳されているほかは、「児」や「子」という訳があてがわれており、この範囲では、「child」と「子」にはそれほどの違いは無いようにも思われる。 次に、『新明解』で「子」を調べてみるが、「元のものから分かれて新たに生じたもの」という意味で「竹の子」や「元も子も無くす」というような例が挙げられており、この部分は「child」とも共通している。このほか接尾の「子」には、「売り子」や「踊り子」のように「特定の職務を負わされて働いている人」という意味がある。但し以上はすべて「子」を「こ」と発音した場合。「子」を「し」と読めば当然、孔子のことになる。 番組の解説は、素朴には納得できるものであるが、漢字の「子」と、やまとことばの「こ」の違いや由来まで調べないと、本当に「子」の意味が儒教の影響を受けているものか、従属関係が元になっているのかは、確信できないところがある。 |