【思ったこと】 _b0313(日)今回の大地震について思ったこと(2)早期避難の重要性
昨日の日記の続き。なお、昨日とりあげた「大震災の名称の不一致」は相変わらず続いており、3月14日朝のモーサテでは「東日本大震災」、NHKでは「東北関東大震災」という呼称を一貫して使っていた。また、同じく昨日取り上げた「出しっ放しの「大津波警報」、「津波警報」の弊害」に関しては、3月13日17時58分にすべての津波注意報が解除された。この日記執筆時点でのNHKオンラインの見出し項目は以下の通り。
- 計画停電 第1グループは見送り
- 計画停電 鉄道に大きな影響
- 国交省 通勤通学は事実上困難
- 計画停電 影響と生活上の注意
- 計画停電 断水のおそれで要請
- 福島第一原発 緊急事態の通報
- 救助活動 9か国から被災地へ
以下、昨日の日記に続いて思ったことを記す。
- 早期避難の重要性
今回の「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震地震」の規模はマグニチュード9.0に修正され1900年以降に世界で発生した地震の中で5番目の規模になるという。想定外の大きさということもあって過去の経験が活かされなかった面もあるとは思うが、テレビで報じられている津波の瞬間の映像を見ていると、何でもっと早く高台に逃げられなかったのか悔やまれてならない。私自身が知り得た情報によれば、地震発生の直後には、テレビで直ちに緊急地震速報画面が表示され、津波が予想される地域での避難が呼びかけられた。その後、14時49分から50分頃には最初の大津波警報が発表されており、その時点では、NHKが中継していた三陸各地の港はまだ平穏であった。この時点ですべての人が直ちに高台に避難していれば犠牲者は遙かに少なかったと思われるが、現実には、街の中を津波が襲いかかる瞬間にもまだ車を動かそうとしたり、海岸に並行な道路を走っている車が見受けられた。
避難が遅れた理由として考えられるのは、自動車運転中の人には警報が伝わっていなかったのではないかということ、このほか、1つ前に起こった地震の津波注意報が3月10日7時30分に解除されており、また3月10日の06時23分59.7秒に最大震度4、マグニチュード6.8の地震が三陸沖で起こっていてその余震ではないかと誤認されたことが、早期の避難を遅らせた一因になっているのではないかと推測される。
なお、自治体による緊急避難の呼びかけは早期に行われており、なかには、津波に襲われる瞬間まで防災無線放送で住民に避難を呼びかけた女性職員がいたというニュースまで伝えられている。この職員、遠藤未希(みき)さんのよびかけでどれだけ多くの命が救われたことであろうか。ご自身については『未希さんが流されるのを見た』という情報があり未だ行方不明であるそうだが、ご無事であることをお祈りするばかりである。
次回に続く。
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