じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2011年版・岡山大学構内でお花見(10)アンズ開花。
文学部前のアンズの花が開き始めた。遅咲きの梅と間違えられるが、ちゃんとアンズの実がなる。 |
【思ったこと】 _b0320(日)今回の大地震について思ったこと(8)学会年次大会・各種研究会の中止 東北地方太平洋沖地震発生から10日目となった。この日記執筆時点でのNHKオンラインの見出し項目は以下の通り。
さて、今回の大地震のあと、東京方面で予定されていた心理学関係の学会年次大会、各種研究会は軒並み延期、中止となった。なかには、某学会のように、「大会は成立したものとするが、開催期間に会場には参集しない」という苦肉の措置をとった学会もある。その背景には、大会を“「延期」しても後日開催のめどがたたず、「中止」の場合はすでに印刷され発表論文集になっている研究報告が無となります。”という事情があるようだ。大会中止ではないので予約参加費の返還はしないが、“経費計算後に剰余金が出ました場合は、すべて災害地域への義捐金に充てるということをお約束いたします。”となっている。 若干気になるのは、運営費交付金や科研費を予約参加費の支払いに充てようとしていた場合の措置である。私の大学では、通常、予約参加費の納入はまず私費で立て替え払いとしておき、大会に実際に参加した証拠書類(大会当日に配布された資料等のコピー等)を添えて復命書を提出した時点で初めて、立替払者の口座への振込手続が行われることになる。「会場に参集しない」となると、当日配布資料を受け取ることができないので、参加した証しが無くなる。加えて「参集しない」ということであれば当然、出張手続を取消さなければならない。私の大学では確か(←あくまで私の記憶による)、出張と大会参加費はセットで申請しなければならず、例えば私費で交通費を負担して参加した大会で参加費だけを公的研究費で支払うことは認められていなかったはずである。 このほか、たいがいの研究費は年度末までに使い切る必要があり、翌年度への繰越は認められていない。年度末の学会等への参加を予定されていた方々にとっては、旅費に未執行分をどうするのかという問題が出てきそうである。 ま、そうは言ってもこの時期に東京地区で大会を開催することは、常識的に考えて無理であろうとは思う。とにかく、計画停電が実施される中では、少しでも節電に協力すべきであるというのが一番の理由である。また、計画停電に伴って、各種の交通機関に影響が出ており、大会参加者が発表時間に間に合うように会場に来られない恐れもある。さらには、余震、原発事故の影響も全く無いとは言えない。これだけの大震災である。何らかの特別措置がとられることを期待したい。 次回に続く。 |