じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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気象庁統計が示すように、岡山県岡山では、最低気温25℃以上の熱帯夜が6月24日以来5日連続となっており、いましばらく継続中する見込み。また最高気温35℃以上の猛暑日もすでに2回となっている。当初の予報では6月26日(日)からの一週間は、土曜日に晴れマークがついていたほかはすべて雨または曇りの梅雨模様となっていたのだが、その後、台風5号が朝鮮半島北部に移動して温帯低気圧化し、そのあとから太平洋高気圧が勢力を増して前線を押し上げたことにより、殆ど梅雨明け模様となってしまった。写真は、大学構内の水たまりに生息するオタマジャクシたち。当初の予報であれば今後も雨が降り続いてカエルになれたはずであったが、このまま雨が降らないと、足がはえるまえに干上がってしまう可能性が高い。 ちなみに、岡山県岡山の6月の雨量は、6月27日現在で121.5ミリとなっており、平年の171.5ミリには達していない。但し5月に303.0ミリという大量の雨が降っていて(平年値は125.0ミリ)、5月ひと月分で平年の5〜6月の2カ月分の雨量を超えているため、水不足の心配は無さそう。 |
【思ったこと】 _b0627(月)2011年版・高齢者の心と行動(27) 困難な状況をすべて先延ばしし、何もしないでゴロゴロするだけの退屈な生活を避ける方法(7)随伴性の入れ子構造(2) 6月26日の日記の続き。 昨日の日記で、実際に働く随伴性は入れ子構造になっていること、そして、
例えば地球温暖化防止のための様々な取組は、大枠では「エコを実践しないと(行動しないと)、やがて地球が温暖化し、取り返しのつかない被害(嫌子出現)に至ってしまう。いまエコに取り組んでいれば、その出現は阻止できる」という嫌子出現阻止の随伴性となっているが、だからといって、すべてのエコが義務的に遂行されているわけではない。中には楽しみながらのエコ、ファッションとしてのエコというものもあるという。 早朝、道ばたのゴミを拾い集めながら散歩している方を見かけることがあるが、大枠の随伴性としては、これは「ゴミを拾わないと、コンビニ食品の包装紙やタバコ吸い殻のポイ捨てなどによって街中がゴミだらけになってしまう、ゴミを拾えばそういう嫌子の出現は阻止できる」という嫌子出現阻止の随伴性によって強化されているように見える。しかし、拾う人個人の1回ごとの行為としては、「このゴミを拾うことで周囲がきれいになった」という好子出現、もしくは「このゴミという嫌子を除去することできれいな街並みに戻った」という嫌子消失の随伴性によって強化されているかもしれない。 さらには、私たちの個人を超長期的に眺めた場合の事例を挙げることもできる。私たちはいずれ死を迎えることになる。死を嫌子と位置づけた場合、毎日の健康維持行動(日々の運動、健康食品摂取など)は、長生きをしたい、つまり死という嫌子の出現をできるだけ遅らせるという働きをしており、長期的には嫌子出現阻止の随伴性で強化されていると言えよう。しかし、だからといって、健康を守るための行動はそれほど義務的とは言えず、むしろ健康に良いと言われていることを楽しみながら実践しているという場合も少なくない。 次回に続く。 |