【思ったこと】 _b0818(木)2011年版・高齢者の心と行動(50) ダイバージョナルセラピーワーカー・フォーラム2011(13)理事長による基調講演(13)レジャーの役割(5)
引き続き、ウィキペディアの当該項目を引用しながら、「レジャー」の概要について、私なりの考えをまとめておく。【緑色部分が引用。一部略。一部、改行箇所などを改変。青字部分は私の考え。】
- 【レジャーとレクリエーションと趣味(ホビー)】
日本語の『余暇』は上記した英語の意味どおりに双方の意味を含む。が、日本語として使われる『レジャー』は英語のアクティブレジャーの意で使用される場合が多い。
英語のアクティブレジャー(active leisure)は英語のrecreationとほぼ同義であるが、日本語として使用されるレクリエーションは、その紹介期において職場や学校またはクラブや同好会など所属している団体がおこなうエンターテイメント活動ということを意味することが多かった。完全な自由時間ではない拘束時間の一部(広義の拘束時間)としておこなわれる団体レクリエーションはある意味で社会主義的レジャーの側面をもっているといえる。ただし、日本語でも近年になるに従い、レジャーとレクリエーションが近い意味を持つものとして取り扱われる場合も増えてきている。
趣味とは『余暇時間での自己回復のための楽しみ。金銭的な報酬ではなく興味や楽しみのための習慣』のこと。余暇の一部でありレジャー(アクティブレジャー)に近いが、『習慣的』であれば趣味となる。
上掲では、レジャーとレクリエーションと趣味についての暫定的な区別や共通性が説明されているが、用法や中身は文化や時代、世代によって異なり、明確に区別することは難しいようだ。また、日本語で「趣味は何ですか?」と尋ねた場合と、英語で「What's your hobby?」と尋ねた場合でも意味内容は異なっている。ネットで検索したところこちらに詳しい解説があり、
- 英語の「hobby」:an activity that you do for pleasure when you are not working (OXFORD)。何かの行動。
- 音楽鑑賞や映画鑑賞は、日本語の「趣味」の概念には含まれるが、英語圏の人が「What's your hobby?」の答えとして挙げることは無い。
といった違いがあるようだ。
あと、上掲では、「余暇の一部でありレジャー(アクティブレジャー)に近いが、『習慣的』であれば趣味となる。」と区別されているが、習慣的にレジャーに参加することもありうるようには思う。
次回に続く。
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