じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2012年版・岡山大学構内でお花見(20)イチョウの雄花の絨毯
毎年この時期、イチョウの雄花が一斉に落花して路上を埋め尽くすようになる。昨年の写真が2001年4月28日の楽天版にあり。今年は、4月25日〜26日に雨がふったせいか、昨年よりは数日早く落花した。写真は左から、薬学部西側のイチョウ並木、岡大・南北通り(西側)、岡大・南北通り(東側、バス停付近)。 ※岡山大学構内の花だよりのアルバム(追記更新型)をLife-Xに公開中です。随時追加していきますので、時たま覗いていただければ光栄です。 |
【思ったこと】 _c0427(金)伊賀の里のモクモク農業 4月26日に放送された TV東京系:カンブリア宮殿「「農業は楽しいぜぇ、夢があるぜぇ」 を録画・再生で視聴した。 取り上げられたのは、三重県伊賀町(旧阿山町)にある、伊賀の里モクモク手づくりファームであり、来場者年間50万人、売り上げ50億円、奇跡の農業テーマパークとして注目されている農業組合法人であった。 この種の農業公園なら、岡山県内にもおかやまファーマーズ・マーケット ノースヴィレッジ(2007年7月7日の日記参照)や、岡山市サウスヴィレッジなどがあるが、私が聞いている範囲では赤字続きで、存続の危機にあったり、経営母体の変遷があり、あまりうまくいっていないという印象が強い。今回取り上げられたモクモク手づくりファームだけがなぜ年間50万人もの来訪者を集められるのかは大きな謎であった。 もっとも、この法人の収入の大半は、通販での売り上げにあるらしい。ブランドとして定着し、支持されていることが大きな支えになっているのであろう。それと、生産物を既存の流通ルートに出荷するのではなく(←これをやると価格の安い輸入品には太刀打ちできない)、生産から加工までを自らの手で行い、自らのブランドで販売するという点が大きく異なっているようだ。 実際に販売されている加工品は、スーパーなどで売られているハムやソーセージに比べると多少割高であるという。にもかかわらずちゃんと売れているのは、多くの会員によって支持されているからに他ならない。 こういう形の農業がこれからも発展することは確かであろうが、はたしてそういう形だけで日本農業が救えるのかどうかについては若干の疑問がある。というのは、こういうところを訪れたり、少々高めの商品を購入できる人たちというのは、ある程度生活にゆとりのある人に限られると思うからである。収入の少ない人たちは、少しでも安い商品を求めて、ディスカウントスーパーに足を運ばざるを得ない。同じようなことは、グリーンコープの取り扱い品についても言える。 ま、防衛戦略の一環としての食料自給という視点ではなく、国内農業の生き残りということを最優先で考えるのであれば、国内農業はブランド化、それ以外の基本食料品は低価格の輸入品に頼るというやり方もありうるとは思うが。 それはそれとして、今回ご登場の木村修・社長は60歳、吉田修・専務は61歳(←お二人とも「修」というお名前のため、番組では「2人のおさむさん」と言っていた)というお歳であるという。村上龍氏も60歳(1952年2月19日-)、私自身も今年60歳になるので、世代的には殆ど変わらない。歳をとってくると、同じ年代の人がどういう活躍をされているのか、これから先どういうプランを描いているのか、ということに関心をいだくようになるものである。 |