じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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2012年版・岡山大学構内でお花見(47)アオギリの花とポプラ

一般教育棟キャンパスの東端にあるアオギリとポプラ。地味だがアオギリの花は今見頃となっている。7月16日の岡山は、気圧配置や週間予報からみてもすでに「梅雨明け状態」で朝からずっと晴れ、最高気温は34.7度まで上がり、しかも、午前9時から17時までずっと30℃以上の暑さが続いたが、ポプラの樹を見ると北海道を連想するため幾分涼しく感じる。

なおこの付近ではハルシャギクの大群落も見頃となっている。

 ※岡山大学構内の花だよりのアルバム(追記更新型)を下半期上半期に分けて公開中です。下半期分は随時追加していきますので、時たま覗いていただければ光栄です。

7月16日(月)

【思ったこと】
_c0716(月)「おひとりさまの最期」講演会(8)脱施設化を目ざす根拠

 7月15日の日記の続き。

 講演では続いて、「脱施設化」の主張が展開された。このあたりの議論は、すでに7月9日の日記でも取り上げたことがある。いちばんの理由は、施設というのが『出口の無い家』であって、施設に入るということは日常から切り離されるということにあるようだ。上野氏は加えて、
  1. 「待機児童ゼロ作戦」はOKだが、「待機高齢者ゼロ作戦」は要らない!
  2. 施設志向は当事者ニーズではなく、家族ニーズ
  3. 施設志向は時代に逆行
  4. 障がい者(上野氏の表記は「障害者」)運動に学べ! 要介護高齢者の当事者運動を!
というようなスローガンを掲げておられた。このうち、1.や2.についてはすでに述べた。3.の「時代に逆行」の理由については聞き逃してしまったが、その後のお話から推測すると、地方では人口高齢化が山を越し施設に空き室ができていること、大都市圏高齢者の場合は、
  • 持ち家率が高い
  • 厚生年金受給者が多い
  • 貯蓄率・貯蓄額が多い
  • 人口集積が大きい
  • 自己負担を覚悟すればサービスは手に入る
といった特徴があり、その中で施設化を目ざすことは時代に逆行しているという意味ではないかと推測された(←あくまで長谷川の理解)。

 もっとも、上に引用したような理由だけで、「在宅」が望ましいと言えるかどうかは分からない。例えば、持ち家を担保にして有料老人ホームに入居するということもありうるだろう。おそらく、「在宅」の本当の理由は、次回に述べる「住まいとケアの分離」の必要性によるものではないかと理解した。

 次回に続く。