じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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ヒマワリと言えば夏の花の代表であるが、この時期にはすでに花が終わって、重みで首を垂れている姿を見ることも多い。そういえば、昨年の夏、カザフスタン大平原のヒマワリ畑を見る機会があった。冬の寒さのせいだろうか、あちらのヒマワリは8月が花盛りだった。 |
【思ったこと】 _c0728(土)冬のソナタ・新編集版(8)最終回のカットシーンはかなり不満(1)パリ出発前までのカット 7月27日の日記でカットシーンの違いが与える影響について触れた。今回の新編集版は、 名作誕生から10年!これを記念して、過去の地上波放送ではカットされていたシーンと差し替えられていた音楽の一部をオリジナル曲に戻した≪新編集版≫でお届けします。ということをウリにしていたが、放送時間が1回43分程度に限られているため、過去の地上波放送ではカットされていたシーンを追加すれば、そのぶん、別のところをカットしなければならないというジレンマに陥る。結果的に、最終回(放送第25回)は、追加されたシーンのしわ寄せを受けて、いくつかの重要部分がカットされ、初めて視る人に誤解を与えかねない展開になってしまったように思う。 まずは、チュンサンがニューヨークに発つ前の「最後」のお別れのシーンである。新編集版では、喫茶店?で2人が会話するシーンのみとなっているが、オリジナル版では、ユジンが出かける前にめかし込んでいるシーンがあった。そして、ユジンはチュンサンの車でアパートに戻る。車を降りた時に交わすのが、2人の「最後」の会話であるのだが、これがカットされてしまったのはまことに残念。
このあと、サンヒョクから真実を聞かされ、ユジンとサンヒョクはチュンサンを追いかけて2人で空港に行く。しかし飛行機は10分前に離陸してしまい、チュンサンに会うことはできなかった。 余談だが、チュンサンがキム次長と電話で挨拶した時の会話によれば、ニューヨーク行きの飛行機は、NHK版では夜の11時発となっていた。今回の新編集版ではこれが10時に修正されていた(※)。この出発時刻の謎は、冬ソナがNHKで放送されていたころにツッコミが入っていたと思われるが、
[※]オリジナル版(韓国盤英語字幕)では"Yes, ten o'clock." さてこの後のところで残念なカット部分が2つある。 1つは、ユジンのアパートで、ユジンとユジン母が、パリへの留学を控えて一緒に食事をしているシーンである。ユジンは「ママ、泣かないで。 まるで私が向こうで死んでしまうみたいじゃない。...私、勉強しに行くのよ。」 、そして、「心配しないで。ご飯もいっぱい食べるし、よく寝るし、...」と、どこかで聞いたようなことを言う。 このドラマは、ユジンとチュンサンがどうなったかという結末のみに関心が向いてしまいがちであるが、家族、知人、友人がその後どうなったのか、かなり気がかりな部分がある。特に、サンヒョクの両親は、相当険悪になっていたはずだし、カン・ミヒの動向も気になる。そんななか、ユジンが、母親と良好な関係を保ったままでパリに出かけるというシーンがあるといくらかホットするものである。 もう1つ、これはかなり重大であると思うのだが、...ユジンがパリに発つ直前、サンヒョクからニューヨーク行きの搭乗券を渡されるシーンがカットされていることである。 出発の身支度を終えたユジンのマンションに、サンヒョクが入ってきて(送迎のため?)、ニューヨーク行きの搭乗券を渡して、「行けよ チュンサンのところへ 今すぐ追いかけろよ ユジン」。しかし、ユジンはためらいの仕草をみせながらも、ニューヨーク行きのチケットのほうを捨ててパリに発った(←搭乗券の日付から、その日が2002年3月20日であると分かる)。そして、「チュンサンがアメリカに発ってすぐ、ユジンも出発した。ニューヨークではなくフランスに。そして、しばらくしてその年の冬も終わった。」という、このドラマ唯一のナレーション(サンヒョクの声)が入る。 次回に続く。 |