じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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帰省先から戻って最初に見た、岡山での初日の出(1月7日07時18分頃撮影)。
なお、こちらの情報によれば、地平線からの日の出は07時12分。ちなみに、1月7日〜8日頃は一年中で日の出時刻が最も遅い時期となっており、冬至(12/21)の日の出時刻よりさらに5分ほど遅い。また南中時刻のほうも少しずつ遅くなり、1月30日から2月23日のあいだが12時18分で最も遅くなる。要するに、1月7日〜8日頃の日の出がいちばん遅いというのは、均時差を調整し、人間が勝手に作った約束事によるものであって、自然界に棲む動物は、今の時期は冬至の頃よりも日の出が早くなったと感じているはずである。 |
【思ったこと】 130106(日)塩田丸男・ミチル“こころをよむ「人生は道連れ」最大の道連れ「運」” 帰省先の北九州から山陽道を通って岡山に戻る途中にラジオのスイッチを入れたところ、まったく偶然に、 ●NHKラジオ こころをよむ 人生は 「道連れ」 第13回(最終回) 最大の道連れ「運」 が始まるところであった。この放送は昨年12月30日の朝に放送された回の再放送であり、講師は塩田丸男氏、またこの日は奥様の塩田ミチル氏も出演されていた。 ネットで検索したところ、この放送は 第一回 私の人生のいちばん長い道連れとなっており、電子版やムックも出版されているようであるが、詳しいことは分からない。 運転しながら拝聴したため、正確に聞き取れないところがあったが、最終回では、塩田ご夫妻がご結婚に至った経緯、塩田丸男氏が作家の道を進むにいたったきっかけ、塩田ミチル氏がなぜ料理研究家になられたのかといった人生の岐路において、「運」がどう働いたのかた分かりやすく語られていた。 番組でも語られていたように、現在の塩田ご夫妻は高齢ながら悠々自適で、120%幸せな生活を楽しんでおられるように見えた。その「いま」を唯一無二と考えて、それが成立していく過程をretrospectiveにたどると、単なる努力の成果だけでは説明しきれず、「運」をどうしても考慮に入れなければならなくなるのだろう。 もっとも、これはあくまで過去を振り返った時の解釈にすぎない。特に若者がこれから先の進路を選択するような場面においては、多少不運に見舞われたようなことがあっても、選択肢の組み合わせによって広がる可能性は無限であり、どの道を進んだとしても、そこに、結果として生じた唯一無二の自分が存在していることになる。このあたりのことは、昨年12月17日の日記で取り上げたことがあった。運というのは、岐路において、自力では変えることのできない力が偶然に働くようなことを言うが、それを受け入れた上で、それを最大限にどう活かすかを考えることが重要。それが「運を自分に引き寄せる」ことにつながる。 |