じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 NHK朝ドラ「純と愛」の104話〜106話で、純の両親の善行、晴海が離婚届にサインするというシーンがある。これについて昨日、番組のクチコミ掲示板の中に、晴海の筆跡が違うという指摘が複数あった。さっそく、当該シーンをデジカメで撮影し比較してみたところ、確かに微妙に違っていることが分かった。
  • 第104話:家族会議の場で剛が「お母ちゃんを説得して書かせた」と言って出してきた離婚届の筆跡。
  • 第105話:里やで、純が善行に見せた離婚届の筆跡。
  • 第106話:善行が愛(いとし)に渡した離婚届の筆跡。
この違いについては、第104話の筆跡は剛の偽造、105話は純の偽造、106話は善行の偽造という説もあるようだが、106話で愛(いとし)がビリビリに破ってしまって離婚話は終わりとなったことからみると、制作意図としての可能性は低い。単純にそれぞれの撮影現場で、異なるスタッフが間に合わせで書いたためのうっかりミスと推測される。

 それにしても、放送をちょっと見ただけで筆跡の違いに気づく方がおられるとは! その鑑定力に脱帽。


2013年02月6日(水)

【思ったこと】
130206(水)NHK朝ドラ「純と愛」で出現した「純愛熱中症」と「アンチ純愛症候群」(3)朝の8時〜8時15分に放送することの是非(1)

 2月6日(水)放送の「純と愛」第106回分はこれまでの中でも最も感動的であった。2分間にも満たない短いシーンであったが、「晴海さーん」と叫んだあとの善行(純の父)と晴海(純の母)がそれぞれに見せた笑顔は、名優の武田鉄矢と森下愛子でなければ演じられない、最高の笑顔であった。このドラマでは、笑顔も1つのテーマとなっているように思う。
  • 沖縄の踊りを踊っている時の晴海の笑顔
  • 里やの笑わない客もちょっぴり微笑んだ「赤ちゃんの笑顔」
  • そして今回の「生涯最高の笑顔」
というように、すこしずつ笑顔の本質に迫っているように見える。




 さて、今回のような感動的な場面があったにもかかわらず、クチコミサイトには、相変わらず、いろいろな批判的意見が寄せられている。昨日の日記でも触れたように、そうした批判的書き込み行動にもいくつかのタイプがある。私が「アンチ純愛症候群」と呼んでいるのはそのうちの一部。批判のための批判攻撃とは明確に区別されなければならないと考えている。そんな批判的意見の中で、私自身が比較的正論ではないかと思うのは、

●このドラマの内容自体についてはどうこう言うつもりはないが、NHK総合の朝の8時00分から8時15分の時間帯にこういうドラマを放送することについては反対である。

という趣旨の御主張である。もちろんそういう中には、「イヤなら視なければいいのに。」、「楽しんで視ている人もいる。自分が不快だという理由だけで、放送中止にしろと叫ぶのは余りにも独善的ではないか」といった批判をかわすために、NHKとか公共放送を持ち込んで主張を正当化しようという魂胆が見え隠れしている発言も無いとは言えないが、ここでは問題にしない。とにかく、ドラマ自体の評価とは別に、朝ドラとしてこの内容が妥当かどうか、さらには、そもそも、NHKの番組に朝ドラが必要なのかという議論を展開することは必要なのではないかと思っている。(←もっとも、そういう意見は、ドラマの感想掲示板ではなくて、NHKの意見箱のほうに寄せてもらいたいという気もするが。)

 まもなく朝ドラが始まるので、本日のWeb日記執筆はこれで終わりとするが、結論だけ先に言っておくと、私は、もともとNHKが朝ドラを放送することには反対である。「純と愛」は面白いので毎日視ているし感動しているけれども、そのことと、朝ドラ論議は別。


 次回に続く。