じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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各種報道によれば、岡山地方気象台は24日、岡山市でソメイヨシノが開花したと発表した。平年(3月29日)より5日、昨年より10日早い開花となった。これに合わせたかのように、文学部中庭のソメイヨシノも開花。耐震改修工事二期分に合わせて整備された中庭のテラスでお花見を楽しむグループも増えてくるものと思う。 |
【思ったこと】 130325(月)日本行動分析学会「熊野集会」(8)地域と共に生きる〜地域通貨〜(1) 3月22日の続き。今回の熊野集会・ワークショップではこちらの日程にある通り5つのテーマと懇親会、さらに翌日の「まとめ」集会が行われたが、私自身は別の用事のため、1日目の午後までしか参加することができなかった。また一部のテーマについては、個人情報保護のためブログ等でコメントすることが困難な内容もあった。ということで、ここでは、私自身が企画・司会を仰せつかった「高齢者と共に生きる〜ダイバージョナルセラピー〜」の他に、もう1つだけ「地域と共に生きる〜地域通貨〜」についてメモと感想を記すことにしたいと思う。 今回紹介されたのは、地元新宮市内で流通している2つの地域通貨(「エコマネー壱神」と「TANKAKUエコマネー」であり、地元の新聞でもその一部が伝えられていた。ワークショップでは、地元の地域通貨の紹介に先だって、企画・司会の浅野先生のほうから、動物実験を含めたトークンの効用について簡単な解説があった。 ちなみに、私自身は京都心理学セミナーで ことばと体験をつなぐもの〜心理療法からエコマネーまで〜 さらに、日本行動分析学会第20回年次大会で 地域通貨と行動分析 という企画をしたことがあるが、最近はすっかりご無沙汰している。「エコマネー」が一般名詞化しつつあるわりには、地域通貨は定着しておらず、かつて全国から注目されていた地域通貨においても「当初の目的を達成した」との理由で活動終了となった地域が少なくないように受け止めている。であるからして、今回のワークショップでも、単発的な地域通貨の紹介に終わらず、地域通貨で何ができるのか、なぜうまくいかないことが多いのか、といった問題も議論する必要があるとは思った。 次回に続く。 |