じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 一般教育棟構内南東端の整備工事がほぼ完了。なぜか白い砂のようなものがまかれていて、まるで雪が降った後のような景色に。



2013年03月31日(日)

【思ったこと】
130331(日)NHK朝ドラ「純と愛」:放送終了後の感想(1)ラストシーン

 NHK朝ドラ「純と愛」(私の特集サイトは、こちら)が3月30日(土)、第151話をもって終了した。人生60年の私にとっては、第1話から最終話までのすべての回を視聴し、録画保存した唯一の朝ドラとなった。

 このドラマが終わる少し前から、最終回がどのような展開になるのか、ネット掲示板やドラマ感想ブログなどで話題となっていた。2月26日に発売されたノベライズ本には結末が記されているらしいが、ネット上で知りうる公式の情報は、一週間先までのテレビ番組のあらすじ情報程度であり、それには、純が愛(いとし)にそっとキスをするというところまでしか記されておらず、その先どうなるかはお楽しみということになっていった。そこで、私自身は、
純がそっとキスをしたところ、
  1. いとしは静かに目を開けてにっこり微笑んだ。
  2. キスはしてみたが、いとしはずっと眠り続けたままで何も変わらなかった。
  3. いとしは少しだけ体を震わせたあと、お亡くなりになった。
という3通りの可能性が否定できないが、通常のドラマであれば1.になるのが必然であろう。
という予想を立てた次第であるが(3月23日の日記参照)、実際の放送では、いとしは、ほんのちょっと手を動かした程度で目覚めることはなく、2.に近い結末であり、予想は外れてしまった。但し、

ラストシーンの予想(3月19日の日記):「純と愛は手を握る。「ねむりひめ」の動画と主題歌フルバージョンが流れてハッピーエンド。

に関しては、音楽が主題歌「いちばん近くに」ではなく、挿入歌のワルツであった点を除いてほぼ的中した。なお、主題歌のほうは、ラストではなく、番組の途中で流れていた。

 さて、このドラマの結末であるが、「いとしが目覚める」ことを期待しておられた視聴者の中には相当にガッカリされている方もおられるかもしれない。しかし、いとしの脳腫瘍は「脳幹に食い込んでいて完全に取り除くことができない」という設定であったので、「純のキスで、いとしは目覚め、完全に回復した。」というようなメルヘンチック、もしくはカルト宗教っぽい展開ではかえって不自然で、リアリティに欠けてしまうようにも思われた。ということで、私自身が感想掲示板に書き込んだ予想(3/29)は
いとし君が目覚めるかどうかというのは、ハッピーエンドになるかどうかの重大な関心事ですが、「ねむりひめと同じ」では、あまりにも単純過ぎる結末であるように思います。
おそらく、数ヶ月後、数年後の純の生き方まで描かれるのではないでしょうか。
数年先となれば、いとし君も晴海さんもおそらく亡くなっているに違いありません。人間は誰でも死ぬ運命にあり、「いつまでも、ずっとずっといっしょに暮らしたそうです。」はありえませんからね。
15分間という制約の中で、ドラマとして何年先までを描くことがよいのか、どこから先は視聴者自身の想像に委ねるのがよいのかというのが制作者の腕の見せ所でしょう。それによって真のハッピーエンドにもなるかもしれないし、ならないかもしれない。
というものであった。しかし、実際の結末では、数年先までは描かれず、含みを持たせた展開で終わった。ということで、ラストシーンについて私が感想掲示板に書き込んだ内容は、
ハッピーエンド 48人がこの感想に票を入れています。
投稿者:has*****さん 投稿日時:2013/3/30 19:06
ついに終わりましたね。
ラストは数年先のことまで描くと思っていたのでちょっと予想外でしたが、ああいう終わり方もあっていいかなと思いました。
認知症でも脳腫瘍でもそうだと思いますが、病気が奇跡的に治ることを唯一のハッピーエンドとしてしまうと、治らない人たちは永久に幸福にはなれません。
治ることだけを至上目的にするのではなく、現実を受け入れて、その中でしっかり生きることが真のハッピーエンドになるのでしょう。
録画再生で1回目からすべての回を視聴してきましたが、どの回も感動がいっぱい詰まった良いドラマでした。
ありがとうございました。
ということになった。この書き込みには翌日7時台の時点で48人もの方からご賛同をいただいた。この場を借りて深く感謝申し上げます。

 なお、この感想掲示板には確か5回ほど投稿させていただいたが、最近はもっぱら5つ星評価の感想だけを表示して拝読している。もちろん1つ星評価の中にも的を射た辛口批評があったが、大部分は罵詈雑言の執拗な繰り返しであって得るところは何も無いと、しだいに感じるようになってきたためである。そして、限られた時間内で30件のクチコミを拝読するのであれば、5つ星評価だけに絞って表示したほうが、ドラマ鑑賞にとって有益な価値の高い情報を得ることができると考えるに至った(2月20日の日記参照)。

 次回に続く。