じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
検閲国家ワースト10のリスト(※)によれば、トルクメニスタンは2006年には、
というように第3位にランクされていたが、2012年のリスト:
からは外されており、また、ウィキペディアの当該項目においても、 ニヤゾフ大統領時代は完全な独裁体制が確立しており、欧米からは「中央アジアの北朝鮮」といわれていた。 黄金のニヤゾフ大統領像は高さ14メートルで、太陽を追って回転する。言論の自由はなく、インターネットの一般利用も認められていなかった。これに対し、ベルディムハメドフ現大統領は、インターネット利用の開放などを行う事を約束している。さらに国民の多くはパラボラアンテナにより海外の衛星放送を受信している。という記載がある。じっさい、首都アシガバートはもとより、地方都市のアパートや平屋建ての民家には、パラボラアンテナが乱立していた。(※※) 写真は、ヤンギ・カラに向かう前日に宿泊したバルカナバート(英: Balkanabat、露: Балканабат)市内のアンテナ設置風景。アパートの構造により、屋上またはバルコニー(ベランダ)に戸別に設置されていた。また、写真いちばん下にあるように、別の方向を向いたアンテナ3基以上を取り付けている家もあった。 日本では、かなり古いマンションでも、共聴アンテナ設備があるため、このような乱立風景はまず見られない。また、仮にこのような形で設置したら、台風で吹き飛ばされたり地震で落下したりして相当に危険。 [※]このほか、非政府組織・国境なき記者団(RSF)により毎年行われている「世界報道の自由ランキング」というのもあり、こちらでは、2013年のランキングは、トルクメニスタンは第177/179位で、エリトリア、北朝鮮に次いで悪いほうから第3位となったまま。世界地図はこちら。 [※※] ウィキペディアのニヤゾフ・前大統領の項目には、 既にケーブルテレビ局は全廃されており、ロシアのメディアを通じたテレビ放送枠も厳しく制限されている。という記載もある。老朽化したパラボナアンテナは、ニヤゾフ大統領時代に設置されたものと推測される。 |
【小さな話題】 アイソン彗星、太陽最接近まであと100日 アストロアーツの専用サイトによれば、8月21日、アイソン彗星が太陽に大接近するまでの日数があと100日となった。リンク先の解説にもあるように、この彗星は、
私自身が肉眼で眺めることのできた彗星としては、1997年に注目を浴びたヘールボップ彗星、他に、ハレー彗星、百武彗星(C/1996 B2)やホームズ彗星がある。ヘールボップ彗星が遠ざかった時には、私の人生では、これから先、あのような大彗星に出会えることは無いだろうと思っていたが、還暦1年後のここへきて、それを上回る明るい彗星が現れるかもしれないということで大いに期待している。また、私自身は、毎日、早朝の散歩を続けているので、「夜明け前の東の空」に出現するということであれば、現在の日課を少しも変えずに、眺められる可能性があり、まことにありがたい。 今回は、尾の長さが注目されているので、望遠鏡などは使わず、もっぱらコンパクトデジカメのみで撮影にチャレンジしたいと思っている。また、気象条件の良い早朝には、町の明かりの無い、東の空が開けた近隣の山に出かけて、最高条件で眺めてみたいと思っている。 炭酸飲料の効用 7月3日放送の、 NHK「ためしてガッテン」:夏!炭酸パワーの真実 都市伝説を一挙解明! の再放送を録画再生で視た。 リンク先にもあるように炭酸は、皮膚の血流をよくする、飲めば胃腸を活発化させるなどの効果がある。また、砂糖を含まない炭酸飲料を飲む限りにおいては、歯や骨を溶かすような悪影響は無いとのことであった。 炭酸飲料というと、かつてはコーラをがぶ飲みしていたこともあったが、清涼飲料水は砂糖水(たとえば、500ミリリットルのコカ・コーラには3gスティックシュガー16.7袋分の砂糖が含まれている)というような話を聞いてからすっかり怖くなり、最近では、「ただの炭酸水」しか飲んでいない。 なお番組の途中、「炭酸に含まれている二酸化炭素は地球温暖化と関係ないの?」という疑問に対して、 ...二酸化炭素を凝縮した「液化炭酸」を空からまくと、すぐ気体に変化し、まわりの空気の熱を奪って無数の氷の粒になります。これが雲のもとになって雨を降らせます。という理由で「炭酸は地球温暖化の救世主!?」と回答している部分があったが、我々が炭酸飲料を飲むことと、空から液化炭酸をばらまくこととは全く無関係であり、やはり、二酸化炭素を製造・排出することは、地球温暖化にネガティブな影響を及ぼすのではないかと思われる。ま、人間一人が排出する二酸化炭素の量は、トルクメニスタンの地獄の門に比べれば微々たるものであろう。 |