| じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 | 
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|   | 一般教育棟構内(津島東キャンパス)、学生会館北側の大規模環境整備工事が本格化している。生協の自販機コーナーや、アドミッションセンター側の自転車置き場は完全に撤去され、土が掘り返されていた。 | 
| 【思ったこと】 130828(水)高齢者における選択のパラドックス〜「選択の技術」は高齢者にも通用するか?(6)高齢者にとっての「幸せ」の定義 昨日の日記で、アイエンガー先生の講義の受講生による「幸せの定義」をいくつか引用した。「→」印以下は、学生が発言したあとの、アイエンガー先生によるショートコメント。 
 しかし、問題は、それらを高齢者に適用できるかという点にある。高齢になればなるほど、健康の問題を抱えるようになり、行動範囲は狭まり、選択機会も減少する。よって、いくら望んだとしても、「基本的なニーズが満たされていること。加えて、不満に思うようなことが無いこと。」とか「他を思い煩わず、自分の状態に満足していること。」、「快適さは重要であり、ストレスを感じない、何も心配の無い状態であること。」といった状態を保つことはできない。また、何か新しいことでも習うならともかく、老化による衰退をくい止めることは困難であり、自分が人間として成長したのを感じた時、つまり、以前より進歩した時、よりよい自分になれた時とか「目的意識。自分が求めるものを探している時。たとえまだ手に入っていなくても、自分の向かう先を知っていれば幸せ」とか言っても、老い先短い中で成長や目的達成をはかることには限界がある。さらに、要介護の身となれば、「自分自身の内的世界と外的現実とをある程度までコントロールし、それを認識することが大事。外的な事実に振り回されないこと。」も難しくなっていくだろう。 ではどうすればよいのか。まず大枠として次の3つの対応策が考えられる。 
 次回に続く。 |