じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 8月26日の日記で、時計台前近くに「ももちゃり」ポートが設置されたという話題を取り上げた。その後、岡大構内(津島キャンパス)ではもう1つ、ピーチユニオン(南福利施設)近くにも「岡大西門」ポートが設置されていることに気づいた。

 利用には事前登録が必要だが、こちらの案内によると、おおむね4通りのタイプがあるようだ。私の場合は、携帯は持ち歩かないので、ICOCA利用、もしくは単に、利用者カード発行の手続が必要となるが、いずれも、一度「窓口」に出向く必要がある。岡大生協で手続できるなら便利だが、わざわざ町中まで出かけるのは面倒。

 あと、この「ももちゃり」は60分以内の利用が大前提。こちらによれば、「ご利用時間が60分を超える場合は、全てのプランにおいて追加料金が発生します。例えば、1日24時間プランの場合、1日24時間以内に60分以内の返却を何回繰り返していただいても基本料金の200円ですが、60分を超える場合は30分毎に100円の追加料金が加算されます。」ということなので、24時間プランだからといって、遠方までのサイクリングに借りた場合は、1日ごとに1000円の追加料金がかかる。

 あと、返却したいポートが満車の時は、ポートの邪魔にならない場所へ自転車を停めて、満車時返却手続をし、鍵を端末機横に設置してある鍵BOXに入れておけばよい。

 このほか、途中でパンクした場合や盗難・紛失に遭った場合については、
9. 自転車の故障等

(1)貸出中にご利用の自転車が故障した場合は、コールセンター (0120-917-858)まで連絡することとします。
(2)利用者に起因する故障については、利用者本人のご負担で修理にあたることとします。
(3)自転車の付属品を紛失したり破損したりした場合は、付属品購入費用実費相当額をご負担いただきます。

10. 自転車の盗難・紛失

(1)自転車が盗難されたり紛失したりした場合は、直ちに状況などを警察およびコールセンター (0120-917-858)に連絡することとします。また、違約金として自転車購入費用実費をご負担いただきます。
(2)違約金受領後に自転車の返却を受けた場合でも、違約金はお返しいたしません。
となっており、利用途中のパンク修理は利用者負担になるようだ。盗難・紛失の場合は自転車購入費用相当の実費負担となるので要注意。「違約金受領後に自転車の返却を受けた場合でも、違約金はお返しいたしません」というのは、要するに盗品が戻ってきても一度払った違約金は返さないということだが、この場合、犯人が分かっていれば、犯人に賠償請求をする権利があるように思える(未確認)。

2015年08月29日(土)


【思ったこと】
150829(土)『嫌われる勇気』(48)「関係フレーム理論」、「ACT」との比較(7)

 8月26日の日記で、ハリス(2012、第11章)の、
  • 価値は「今、ここ」にあるものでゴールではない。コンパスのようなものに喩えられる。
  • 願望、欲望、必要は継続的な行動の指針ではないので価値とは言えない。
という部分を引用した。これに関しては、「車に乗った二人の子ども」のメタファーが、わかりやすい例として紹介されている【328〜329頁】。ディズニーランドに車で向かう際、所要時間3時間という車 の中で2人の子どもが別々の対応をしていたという話。うち1人は、「まだ、着かないの? まだ、着かないの?」ばかりを繰り返していたのに対して、もう1人の子どもは、窓の外の景色を楽しんでいたということから、ゴールの達成(この例では到着)ばかりに目を向けるのではなく、途中のプロセスにある「今、ここ」にある価値を大切にしましょうというような内容であった。

 このあたりの違いは、Schwarzの選択の話に出てくるmaximizerとsatisficerの違いにもよく対応しているように思われる。

 プロセスを大事にするというのはその通りだと思うが、「ゴールを掲げること(=目標)」と「ゴールの達成」とは異なる。ハリス(2012)では価値は「コンパスのようなもの」に喩えられているが、私はむしろ、ゴール(目的地)とルート(地図)、そして、現在地を測るGPSと現在地からの方向を示すコンパスはセットとして捉えるべきであり、これら全体が、「今、ここ」を価値づけているように思える。

 なお、上掲の「車に乗った二人の子ども」のメタファーであるが、私自身が旅行する時などはまさに、途中の景色を楽しむほうであり、目的地よりも、そこに至る風景の中にこそ絶景があると思っている。ツアー参加者の中には、目的地に着くまでずっと寝ていたり、過去の旅行の思い出話に夢中になっている人たちがいるが、他人事ゆえ別段ケチをつける気はないものの、まことに勿体ない気がする。


不定期ながら次回に続く。