じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
岡大・時計台脇と農学部前のカイノキ。今年は、時計台脇の2本の雌樹が鮮やかな赤色に紅葉した。農学部前の雄樹(手前)は例年よりやや見劣り、雌樹(右奥)は種がたくさんできたせいか、紅葉のほうはイマイチだった。 |
【思ったこと】 151124(火)理論心理学会公開シンポ(8)心理学の将来のあり方を考える(7)山本氏と實川氏の話題提供 昨日の続き。 話題提供の3番目は、山本氏による、 「心理学は人間科学の未来を形作る:Bridge over Interdisciplinary Study」 という内容であった。山本氏はピッツバーグ大学での心理学者たちの貢献と、ハイテクを駆使した最新の関連機器を写真つきで数多く紹介された。ウィスコンシン大学と比較しながら、Ph.D.をもった心理学者がいろいろな隣接領域で先導的役割を果たしている点が強調された。他の話題提供者や指定討論者からも表明されていたように、心理学はテクノロジーという点で大きく貢献している。人類にとって幸福をもたらすのか、単なる商業的利益の手段になるのかという議論は別として、健康医療をはじめ、多分野からのニーズがあることは間違いなさそう。 続く4番目は、實川氏による、 「大風呂敷から小分け袋へ:思想史から見た心理学の成り立ちと未来」 という話題提供であった。實川氏はいつものとおり和服姿で登壇され、「聴衆の顔を見ながら」というお立場から、パワーポイントを使わずにじっくりとお話をされた。哲学的な内容であり、私には十分理解できない点もあったが、骨子として、
次回に続く。 |