じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【思ったこと】 160108(金)刑事コロンボの全作品放送終了 BS-TBSで夕刻に放送されている刑事コロンボを時たま録画再生で視ている【2015年11月6日に関連記事あり】。1月7日放送にその最終回となる第69話;「殺意のナイトクラブ(虚飾のオープニング・ナイト)原題:Columbo Likes the Nightlife)が放送された。この放送もこれで終わりかと思いきや、今度は「勝手にベストセレクション」と称して、人気作品の再放送が開始された。1月8日は、記念すべき第1話:「殺人処方箋」が放送され、あたかも二巡目にリセットされたような印象を受けた【「殺人処方箋」は1968年2月放送の単発放送版。その後、パイロット版の「死者の身代金」(1971年3月)、第1シーズンの「構想の死角」(1971年9月)へと続く】。 ウィキペディアの当該項目に記されているように、アメリカでの第1話の放送は1968年2月20日、第69話は2003年1月30日となっていて、なんと35年もの歳月が経過している。それが今回のBS-TBSではわずか24時間のあいだに、第69話→第1話が放送され、ピーター・フォーク自身の風貌はもちろん、科学技術の進歩などの対比が顕著に感じられた。 ちなみに、私が好んで視ていた各回完結もののテレビドラマとしてはジェレミー・ブレッド主演のシャーロック・ホームズの冒険がある。こちらは第42話となっている(リンク先では41話のタイトルしか掲載されておらず1話分未確認)。英国での初回放送は1984〜1994年。日本では1985年〜1995年。原作は4つの長編と56の短編であるが、ジェレミーブレッドの健康上の理由などにより、18作品が未映像化のままに終わったとのことであった。 もう1つ、私が好んで視ていたドラマとして宇宙大作戦が挙げられる。こちらは、1966年9月から1969年6月というように期間は短いが回数は79回で、回数としては上記のコロンボやホームズよりも遙かに多い。 ちなみに映画のほうでは、ご存じ、世界最長(但し作品数)の映画シリーズとしてギネスブック国際版にも認定されている「男はつらいよ」がある。これは、第1作が1969年8月となっていて、コロンボの第1話とほぼ同時期。最終の第48作は1995年12月でありコロンボよりは7年ほど早い。このほか、年数として最長となるのはジェームズ・ボンドが登場する007シリーズであり、第1作が1962年、第24作が2015年となっている。但しこの映画の主演は複数の俳優が演じている。 元の話題に戻るが、刑事コロンボは、単なるサスペンス物というだけでなく、さまざまな犯人の生活ぶりを通じて、日本では分かりづらいアメリカの独自の文化や職業の実態が紹介されているところが大きな魅力になっている。最近視た作品としては、67話の「復讐を抱いて眠れ」の葬儀屋の話が興味をひいた。日本と異なりアメリカでは火葬は必ずしも一般的ではないらしい【こちらに参考記事あり】。もっともドラマにあった火葬装置では、火葬をしても粉々の灰だけになるとは考えにくい(遺骨が残るはず)。また、ダイヤを俳優の遺体から盗んでその喉の奥に押し入れて火葬するという設定があるが、こちらによれば、ダイヤモンドは炭素元素で構成されている為、700°C以上の空気中で酸化するそうなので、宝石として価値のある状態を保てるのかどうか不明。 |