じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
文学部中庭で「おしゃれ鉄砲百合」が見頃となっている。昨年に比べると花の数がだいぶ増えている。ここに咲いているのは「トライアンフェータ」という品種と思われる。 |
0【思ったこと】 160615(水)トールネケ『関係フレーム理論(RFT)をまなぶ』(48)派生的関係反応(20)どのようにして私たちは出来事を恣意的に関係づけることを学ぶのか(1) 昨日も述べたように、出来事を恣意的に関係づけることを学ぶプロセスについては、「いまだに【2011年の時点】多くの研究を必要とする」とされているが、基本は、日常場面での言語行動にあることは間違いない。このことを実験的に検討した論文としては以下の3編が引用されている。
McHugh, Stewart, & Williams (Eds.), (2012). The Self and Perspective Taking: Contributions and Applications from Modern Behavioral Science. New Harbinger Publications. という本の編著者でもある。タイトルにある「Perspective-taking(視点取得、視点取り)」は、行動分析学の視点から「自己」や「心の理論」を分析する上できわめて重要であるが、これについてはまた別の機会に述べることにしたい。 原書77頁(翻訳書107頁)では、まず「等位(coordination)」について論じられている。 Coordination is the first relation we learn, and it is easy to see that it is absolutely fundamental to human language (S. C. Hayes, Barnes-Holmes, & Roche, 2001).なお、文中に引用されているのは、 Hayes, S. C., Barnes-Holmes, D., & Roche, B. (Eds.). (2001). Relational Frame Theory: A Post-Skinnerian Account of Human Language and Cognition. New York: Kluwer Academic/Plenum. であり、タイトルのとおり、RFTに関する基本書籍ではあるが、私の知る限りでは翻訳書は出ていない。 次回に続く。 |