じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
7月14日の午前中、文法経周辺で草刈り作業が行われた。7月5日の願いが通じたのかもしれない。写真は岡大西門・西側花壇。花壇からはみ出して生えていた園芸植物や雑草類が刈り取られスッキリした。写真右は、今が見頃のハナトラノオ(白花)と八重咲きの鬼百合。 |
【思ったこと】 160714(木)トールネケ『関係フレーム理論(RFT)をまなぶ』(69)アナロジー、メタファー、そして自己の体験(5)メタファーとは? 昨日の日記で、アナロジーとメタファーの違いに言及した。 A metaphor is an analogy where the qualities in focus are more pronounced in the base than they are in the target. In a good metaphor, the characteristic is typically very obvious in its base and only scarcely notice able in the target; this subtle characteristic is highlighted precisely through the metaphor. 【原書98頁】 つかみどころの無い渾沌とした対象に接した時、我々は、何とかして、身近な現象の中からベースの候補を探し出し、そのメタファーによって対象の特徴を探りだそうとするだろう。また、対象の特徴が明確になった時には、今度はそれをベースとして、新たなターゲットについて想像を巡らすに違いない。我々は、論理的な整合性ばかりで何かを理解しているのではなく、むしろ、アナロジーやメタファーといった形で、種々の現象を関連づけているのかもしれない。 RFTに基づくメタファーの分析については、 The preceding analysis of metaphors based on RFT is not merely an intellectual construction or a conceptual model. It has evolved gradually through experimental studies parallel with studies of analogies (Stewart & Barnes-Holmes, 2001, 2008).というように、確固とした実験研究の成果を土台として積み上げられた理論であることが強調されている。 もっとも、アナロジーに関する実験研究は、7月13日に挙げたように各方面に及んでいるが、メタファーに関する基礎的な研究としては、
次回に続く。 |