じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 Gポイントの「脳年齢チェック」を毎日3回、欠かさずやっているが、2月15日に30歳ジャストを達成、そして、2月20日夜には、27歳まで一気に「若返る」ことができた。今回はすべての課題において「Great!」または「Perfect!」という評価をいただいた。全課題が「Perfect!」となれば、おそらく20歳を達成できるのだろう。

2017年2月20日(月)



【思ったこと】170220(月)オドノヒュー&ファーガソン『スキナーの心理学』(6)第2章

 12月19日の続き。

 本書第2章「B.F.スキナーという人」(翻訳書19頁)では、スキナーが心理学に興味を持つようになったきっかけが記されている。
  • まずはラッセルの『Philosophy』
  • その中で紹介されていたワトソンの『Behaviorism』
  • そしてパブロフの『Conditioned Reflexes』
というように興味が広がっていった。このあたりの経緯は、Skinner(1970)に基づいている。なお、次の第3章で指摘されているように、スキナーはパブロフから影響を受けているものの、その範囲は実験手法と、行動・環境をマクロに捉える視点に限られており、脳内の生理学的用語という別の次元に置き換えて説明する試みには反対していた。

 翻訳書20頁に記されているように、スキナーがハーバード大学で大学院生として研究を始めた当初、ハーバード大学には行動主義的風潮は全く無かった。学科長のボーリング(Edwin Boring)はワトソンとは反対の立場、指導教授のウイリアム・クロージャー(William Crozier)は生物の向性の研究をしており、そのこともあってスキナー自身も反射をテーマにした研究に取り組んだ。1931年に授与された博士学位論文のテーマも「反射の概念」であった。スキナーはその7年後の1938年には早くも最初の著書『The Behavior of Organisms』を刊行している。

 このほか、同学年の大学院生にフレッド・ケラー(Fred Keller)に出会ったことにも触れられていた。

 次回に続く。