じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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8月5日(土)は、最低気温27.9℃、最高気温34.4℃という猛暑のなか、文学部オープンキャンパスが行われた。私は午前中は会場担当、午後は研究室訪問の応対に従事した。定年退職前の最後のオープンキャンパスということになる。 私が担当した会場は、本会場からのビデオ中継が行われている教室の中で一番遅れてきた人たちのための会場となっていたが、開始時刻を過ぎても、その後の紹介動画や教育委員長による説明(写真下)が行われている時にも、参加者はゼロのままであった。その後、入試委員長による説明の頃になってようやく入室者があったが、最終的に1/4ほどの席が埋まらないままであった。 遅れてきた高校生から伝え聞いたところによると、この日は、山陽本線の中庄駅〜倉敷駅間で大型トラックが立ち往生という事故があり、9時半ころまで不通になったり、1時間20分以上の遅延が生じたりしていたという。年に一度のオープンキャンパスの日にこのような事故があったことはまことに残念であった。 |
【思ったこと】 170805(土)行動分析学の用語統一議論(6)「条件」、「条件性」、「条件つき」 昨日の日記で、「随伴」に「性」をつける必要はないのでは?という考えを述べたが、こちらのリストを見れば分かるように、この「性」という接尾辞はけっこういろいろな用語にくっつけられている。 その中で気になるのは、「条件」、「条件性」、「条件つき」の区別である。リストの中では、
数学の確率論でも「conditional probability」に「条件付き確率」があてられているように、「conditional」はあくまで「条件付き」と訳すべきであろう。いっぽう条件を必要としない場合は「無条件」となる。レスポンデント条件づけの「unconditioned stimulus無条件刺激」は、条件づけを必要とせずに反応を誘発する刺激という意味であれば「unconditional stimulus」とすべきであり、「無条件反射」も「unconditioned reflex」ではなくて「unconditional reflex」としたほうがよいと聞いたことがある。 上記の「conditional discrimination 条件性弁別」は、今述べた理由では「条件付き弁別」とするのが妥当であろうと思う。でもって、「conditioned」のほうだが、
次回に続く。 |