じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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文学部西側各所で繁殖しているエビスグサ。ウィキペディア記載の通り、種子を決明子(けつめいし)といい、漢方の生薬になる。
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【思ったこと】 170821(月)「ALWAYS 三丁目の夕日'64」その後 8月20日の夜、BS日テレ(BS141)で表記の映画を放送していた。この映画については、2013年2月18日の日記に視聴記録があり、その時にダビングもしてあったはずだが、ダビングしてしまうといつでも観られると思いつつも実際には一度も再生しないというケースが殆どである。これは、ジプリ制作など、他の映画・アニメでも同様である。 久しぶりに観たところ、ALWAYS 続・三丁目の夕日の内容といくつか混同していたことに気づいた。最終的に作家になることを決意した古行淳之介が茶川竜之介の家から出て行くシーン、あるいは、茶川竜之介が実家に戻るシーンなどは、「'64」ではなく「続」の内容だと勘違いしていた。「'64」では星野六子の恋愛と結婚のシーンが強く印象に残っていたため、それ以外の話題の記憶は「続」のほうに追いやられてしまったようである。では、「続」のほうは何の話だったかということになるが、茶川竜之介がヒロミを追う話以外は殆ど思い出すことができない。時間のある時に「続」をダビングしたDVDも再生してみたいと思う。 番組全体を通じて感じたのは、喫煙シーンの多さであった。茶川はタバコを吸ってばかり、その作品を連載している編集部の室内は煙だらけ、他に、銀座のパーラーで星野六子が菊池孝太郎と会った時にも孝太郎は喫煙をしていた。ま、建物内を含めて喫煙が当たり前とされていた時代であり、いまの視聴者に「え、あんなところでタバコ吸っていいの?」と思わせることも、50数年前を印象づける効果をもたらしているのかもしれない。このあたりは、寅さんの映画も同様と言える。 今回の放送を機会に、ネットでいろいろ調べてみた。 まず、映画の舞台「夕日町三丁目」は、当時の港区愛宕界隈を想定しているということなので、ストリートビューでそのあたりを「散策」してみたが、当然のことながら当時の面影は全く無い。実際のロケ地の1つ、岡山・西大寺五福通りのあたりは当然その面影があるが、ストリートビューで廻れる街並みは限られているようだ。 次に、原作者の西岸良平さんが、70歳の古希を迎えられていたことに驚く。ま、私が大学生の頃にデビューされた方である以上、私が定年退職の歳になれば、それによりさらにお歳を召しておられるのは当然だが、ちょっと想像がつかない。ちなみに、私の書棚には、当時の単行本や、雑誌から切り取った「レモンティーの見た夢」などが保管されている。 この映画は主演は吉岡秀隆さんとされているが、「'64」ではむしろ堀北真希さんのほうがメインであるようにも思えた。その堀北さんは、最近見かけないなあと思っていたら、なっなんと、2015年5月に結婚され、2016年に第1子を出産され、現在は家庭に専念されているという。こういうことを今回初めて知ったのは、芸能界のことには殆ど関心のない私くらいであろうか。 このほか、映画の中で茶川林太郎を演じた米倉斉加年さんは、2017年にお亡くなりになっていることが分かった。 忠臣蔵や新選組の映画・ドラマと異なり、1964年を描いた映画では、実際にその時代を暮らしていた人たちが観客に含まれているが、そうした世代も年々高齢化している。いずれ、江戸時代の映画と同じような印象を与えることになるのだろうか。 |