じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 生協のプリペイドカードのプレミアムキャンペーンが始まった。プリペイドカード(食堂利用時などに5%分のポイントがつく。実質的な5%組合員割引)は、チャージする際に1%のプレミアムポイントが加算されるが、この期間であれば2%にアップされる。毎回このキャンペーン中には、限度額(たぶん55000円)いっぱいにチャージしていたが、定年退職までの日数を考えると、今回は使い切れるかどうか見通しを立てる必要が出てきた。
 私の場合、平日の昼食はほぼ毎日生協食堂を利用しているので、1回500円として、1ヶ月で1万円。5万円チャージしておけば、5ヶ月分で2月末まで使える。といっても年末年始の休みや祝日もあるので、実際は3月中旬で使い切ることになりそう。いずれにせよ、今回が人生最後のチャージとなるかもしれない。なお、定年退職後も、図書館利用のついでに食事をしたり、パソコンの修理を依頼する可能性があるので、生協組合員は継続する予定。

2017年10月02日(月)


【思ったこと】
171002(月)ボーム『行動主義を理解する』(78)ルール支配行動と思考(1)

 10月1日に続いて、

ボーム(著)森山哲美(訳)(2016).『行動主義を理解する―行動・文化・進化―』 二瓶社.

の話題。

 今回から第8章「ルール支配行動と思考」に入る。この問題は、関係フレーム理論でも中心的に取り上げられており、関係フレーム理論と巨視的行動主義の立場の違いを理解する上でも重要なポイントとなる。

 本書ではまず、ルール支配行動とは「行動が言語弁別刺激(=ルール)による刺激性制御を受けること」と定義されている。この定義から言えば、ハトがいかに規則的に振る舞ったとしてもその行動をルール支配行動と呼ぶことはできない。ハトの行動には言語弁別刺激が一切関わっていないからである。4歳の子どもがルール(文法規則)に従って発話している場合も、その子どもはそのルールをタクトできない限りはルール支配行動とは言えないと指摘されている。

 本書では、ルール支配行動は特別な行動ではなく、あくまで「強化と刺激性制御」で説明可能であるとする立場をとっている。この場合に重要な点は、言語的弁別刺激が一切関わらずに強化や弱化がもたらされる随伴性形成行動との区別である。なお、ルールは、確立操作としても機能することがあるが、この点についての議論はあとでまとめて取り上げることにしたい。

 次回に続く。