じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



11月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る


 11月12日(日)、岡山マラソン応援のため徒歩で近隣の岡山県総合グラウンドに行ってきた。岡山マラソンは今年で3回目となるが、2015年の第1回大会以来、3年連続でゴール会場まで足を運んでいる。
 もっとも、今回は、出店の1つにヘモグロビン測定企画があり【写真上】、妻の要望もあって並んでいるうちに、男子のトップがゴールしてしまった。写真下は女子トップのゴールシーン。
※ヘモグロビン測定値は14.3となっていた。7月の職員定期健診(血液採取による測定)では12.7と低めに出ていたが、測定方法の違いによる誤差なのか、数値が上昇したのかは不明。

2017年11月12日(日)


【思ったこと】
171112(日)五木寛之『孤独のすすめ』(5)

 11月10日の続き。

 42頁からは「人生百年時代の生き方」と題して、自立的な生き方を構築するための条件が語られている。現実にはなかなか難しいとしても、「なにはともあれ、経済的な基盤を自力で築くこと。最初から年金を頼りにするのではなく、働けるうちはしっかり働いて、生活資金を確保する」ことが挙げられている。
 次に「できるだけ医療機関に依存しないで暮らしていく方法を発見すべき」という点であり、これは「養生」、「治すのではなく治める」、「自然の摂理に寄り添いながらケアしていく」といった考え方に示されている。

 さらに、人に頼らずに孤独を楽しむ上で必要なのは「精神の自立」であり、そのためには死生観の確立が重要になってくると説かれている。五木さんの場合は宗教的な生き方(特定の宗派の信者になるというよりも、死生観を託せる宗教を見つけ、学ぶというい意味)を推奨されている。

 もっとも、以上の3点はそう簡単に実践できるものではない。まず、経済的な基盤であるが、私の場合、現時点で年金額がどの位になるのかも不明だし、退職金の額も分からないが、現状の月収の半分以下になるのはほぼ確実であるようだ。

 健康の問題も、健康寿命延伸のためにそれなりに努力はしているが、どういう病気に罹るのかは全く予測がつかない。病気の性質によっては、医療機関に通院、入院を余儀なくさせられる事態もありだろう。

 宗教に関しては、私自身は生涯、無宗教を貫くことになるだろう。もっとも、宗教の虚構の部分は受け入れないとしても、「自然の摂理に寄り添う」ことを重視する考えについては賛同しており、結果として、アニミズム的な見方をとることはありうるかもしれない。

 次回に続く。