じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
|
岡大生協の利用還元キャンペーンの一環として、味噌汁20Pt還元(実質1円)という企画があり、11月13日と14日に2日連続で注文した。塩分の摂り過ぎを恐れて普段味噌汁をとらない私にとっては異例。なおこの日は、豚丼(Sサイズ)を注文した。これは先日の、 NHK-BS偉人たちの健康診断「幕府崩壊、第2の人生の過ごし方 徳川慶喜と勝海舟」で、豚肉を好み健康な第二の人生を過ごした「豚一殿」こと徳川慶喜を意識したものである。 |
【思ったこと】 171114(火)五木寛之『孤独のすすめ』(7) 11月13日の続き。 第1章の終わりの部分では、『かもめのジョナサン』や『リトル ターン』、五木さんが「想訳」された『ロスト ターン』に言及しながら、運命を受け入れて、孤独に打ち負かされず、迷いながらも少しずつ道を見つけていく老人の生き方が論じられていた。この連載の1回目にも述べたように、本書のタイトル「孤独のすすめ」は、じつはこの第1章の最後の部分に集約されており、要するに、老人は方向感覚を失って道に迷っており、できるだけ早くそれに気づくことが必要。迷っていることに気づかずにどこまでも歩いてしまうと遭難する、自分たちは大きなものを喪失していると気づいた時にすでにその喪失は埋められ始めているといった内容であった。 私自身はまだ残り130日余り現役生活を続けているので、孤独になりたくてもなれないといういろいろなしがらみがある。定年退職後に本格的な「隠居」生活に突入した時には、どのようにウロウロするのかは予想できない。といってももともと人付き合いを好まない生活をしてきたので、すでに「ほぼゼロ」の状態にあり、大きなものを喪失と言われても、少なくとも他者との交流面ではそれほど変化はないようにも思われる。 次回に続く。 |