じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 数年に一度という強い寒波の影響で、1月24日の岡山は、最低気温マイナス3.8℃(←これは24時に記録した最低値であり、朝の最低気温はマイナス1.8℃であると聞いている)、最高気温2.5℃、平均気温(毎時の気温の平均値)はマイナス1.1℃となった。平均気温が氷点下となったのは1月12日に続いて今年2度目。
 低温ばかりでなく、強い季節風も吹き荒れており、瞬間最大風速は、1月23日に23.7メートル、1月24日に21.4メートルというように2日連続で20メートルを超えた。写真は、マスカットユニオン前の駐輪場で、強風により将棋倒しとなった自転車。

2018年1月24日(水)


【思ったこと】
180124(水)「対応づけフレーム理論」(7)3すくみ

 大小関係とやや異なる関係ネットワークとして、じゃんけんなどの「3すくみ」がある。20年近く前に考察したことがある。この強弱関係は三角形の頂点に、時計回りに「グー、チョキ、パー」が配置され、ある点から時計回り方向に対応づけを行った場合は、「AはBより強い」、反時計回り方向に対応づけを行った場合は、逆に「BはAより強い」という関係が成り立つ。

 この関係を、「後出しじゃんけん」で考えてみよう。後出しとは、グー、チョキ、パーのうちのいずれかが呈示され、それに勝つ手を選ぶというゲームである。分かりやすくするため、呈示された手と同じ手は選ばないこととする。(選んでもアイコになってしまう。)

 これまでと同じ記号を踏襲すると、後出しじゃんけんで勝ちになるのは以下のケースである。
  • (A)→[BvsC] 【B】
  • (B)→[AvsC] 【C】
  • (C)→[AvsB] 【A】

 順序尺度型に配置されたA、B、Cであれば、

A<B、B<Cという条件のもとではA<C

が成り立つが、3すくみ型の強弱関係では

A<B、B<Cという条件のもとではC<A

となって、推移性は成り立たない。もっとも、日常生活場面では、等位(「同じ」、「似ている」など)や順序尺度型の関係(大小、長短、前後、左右など)に比べると、3すくみ関係に接する機会はきわめて少ない。そのぶん、関係反応の般化は起こりにくい(派生しにくい)と考えられる。

 次回に続く。