じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【思ったこと】 180316(金)第23回人間行動分析研究会(5)徹底的行動主義とは何だったのか?(1) 昨日の続き。 研究会の最後は、私自身の発表であった。今回の発表内容の背景は、日本行動分析学会が企画した『行動分析学事典』において、私自身が「行動分析学の歴史」と「徹底的行動主義」という2つの項目の執筆を拝命したことにある。また、定年退職を迎える教員は、その最後の年に何らかの話題提供をする慣習になっているという。 そうした記念企画的な趣旨もあったので、発表ではまず、私の卒論(1975年)はハトを被験体としたマッチング(対応法則)の実験であったこと、また卒論引用文献の中には、BuamやRachlinのように今でも論客として活躍しておられる研究者の論文が含まれていること、そのいっぽう、BrownsteinはHayes(S.C.)とともに関係フレーム理論の構築で重要な役割を果たしたが早くしてお亡くなりになったため関係フレーム理論の共著者には含まれていなかったことがHayesの序文に書かれていることなどを紹介させていただいた。また、この人間行動分析研究会では第2回で話題提供させていただいたこと、その時の司会者を務められた桑田氏がその後お亡くなりになったことにも簡単に触れた。 次に話題提供の概要を以下のように述べた。
『行動分析学事典』の執筆項目「行動分析学の歴史」では、
次回に続く。 |