じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 昨日に続いて、豪雨被害後の岡山・旭川の状況。
 昨日掲載の堰堤より上流には、かつて市民ゴルフ練習場があり、渡し船が通っていた【こちらに写真あり】。その中州に渡る手前にはもう1つの中州があって、土手と中州のあいだは小さい橋がかけられていて、ゴルフ場廃止後も、手前の中州でのウォーキングやピクニックのために利用することができていたが、今回の豪雨で橋本体は流失し、橋台部分も崩壊していた。復旧のメリットはあまり無いことから、このまま放置されることになるかも。

2018年7月26日(木)


【小さな話題】

日本の道路はなぜ左側通行?

 7月13日放送の

NHK チコちゃんに叱られる!【レギュラー第14回】

で、「どうして日本は【車は】左側通行?」という話題を取り上げていた。

 車や(通路などでの)歩行者の通行のしかたについてはこのWeb日記でも何度か取り上げているが、今回の番組で、日本ではすでに江戸時代から【馬や籠に】左側通行の慣習があり、当時の絵などに描かれていることを知った。江戸時代の武士が左側通行する理由については、鞘当てを避けるためでありこれは納得がいく。但し、明治以降は刀を差して歩く人はいないので、この慣習が法制化に影響を与えたのかどうか、イマイチはっきりしないようにも思う。イギリスを手本に交通ルールを定めたというのが唯一の理由であって、江戸時代の左側通行はあくまで偶然の一致と考えたほうがよさそうな気もする。

 以前にも書いたことがあるが、車が左側通行の国というのは、国の数や面積では少数派のように見えるものの、意外に多いことに気づく。まずは世界で人口第二位のインド、その隣国のパキスタンやネパールなど、アフリカの南部地位域やインドネシア、オーストラリア、ニュージーランドなども左側通行になっている。ウィキペディアによると、右側通行と左側通行の比率は、人口比では34:66、道路の総延長距離では27.5:72.5になっているという。

 車の通行区分は、究極的には、どちらが安全かという問題に関わってくる。運転者の左右の視野の問題のほか、レバー操作、(人と車の)対面交通の安全性などにも考慮しなければならない。もっとも、統計的に有意になるほどの顕著な影響は見当たらないことと、オートマチック車の普及で運転中のレバー操作(トランスミッション)の操作が殆ど必要なくなったことなどから、どちらでも同じという時代になってきたとも言える。

 なお、海外旅行先でバスの車窓から風景写真を撮る場合には、左側通行の場合は左側、右側通行の場合は右側に座ったほうが、対向車や対向車線の影響を受けなくて済むというメリットがある。但し、逆光の影響を避けることのほうが第一。