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大阪方面のホテルを予約しようと思ったが、土曜日のため、禁煙の客室がなかなか見つからない。左の画像は私がよく利用する大手チェーンの3店舗のシングル(上段)と、ダブルのシングル利用(下段)の空室状況。3箇所とも、禁煙客室はすべて「空室なし」となっているのに対して、喫煙可能客室はまだたっぷり空室があるようだ。
けっきょく、非喫煙者は、壁面や布団に有害・有毒物質が染みついた喫煙客室をやむなく予約するか、宿泊料金がもっと高いホテルの中から禁煙客室を探すほかはない。
いまの時代、宿泊者ばかりでなく客室の清掃やベッドメイキングに携わる従業員の健康のためにも、すべてのホテルは敷地内全面禁煙にするべきである。また、喫煙ルームを設けたり客室の消臭、空気清浄機を設置するためのコストは現状では全宿泊者の宿泊料金に含まれているようであるが、本来このような出費は喫煙宿泊者のみが負うべきものであり、敷地内全面禁煙に移行する過渡的な段階として、喫煙客室の宿泊代金に喫煙対策コストを上乗せするといった措置をとる必要があるように思う。
ホテルのオーナーは「喫煙者への配慮も必要」と反論するかもしれないが、喫煙客室を用意するということは、喫煙者のニコチン依存を継続させ健康を蝕むお手伝いをしているようなものであって、真の配慮には値しない。真の配慮とは、ホテルの敷地内を全面禁煙にすることでニコチン依存者たちの卒煙を支援することである。
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