じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 ジョージア滞在中、トビリシと田舎町でスーパーに立ち寄った。カード決済の場合のレートは1ラリ39.798円であり、
  • 飲むヨーグルト:72円
  • 散髪:女性800円、男性716円
  • ボトルのコカコーラ:58円
  • バナナ:1kgあたり(5本前後)127円
  • 小玉スイカ:1kgあたり(たぶん1個2〜3kg)36円
などとなっていて、日本に比べるとほぼ1/2から1/3程度の安さであった。


2019年7月13日(土)



【連載】

チコちゃんに叱られる!「北海道のジンギスカン」、「雷の落ち方」

 7月12日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の話題。この回は、
  1. なんでジンギスカンは北海道名物になった?
  2. 雷がジグザグに落ちるのはなぜ?
  3. 「ごみ収集車の中ってどうなってるの?」
  4. なんで虫は夜、光に集まるの?
という4つの疑問が取り上げられた。本日はこのうちの1.と2.について取り上げる。

 まず1.であるが、番組によれば北海道のヒツジは主として軍の防寒着を作るために飼育されていた。しかしその後、化学繊維や輸入羊毛によりヒツジが余ってしまい、食用利用が検討された。ヒツジには特有の臭味があり当初は敬遠されがちであったが、まずは美味しいタレが開発され、その販促に鍋を無料貸し出しするというキャンペーンが功を奏して北海道で広まったということらしい。

 ネットでさらに検索したところ、まず料理としてのジンギスカンは、一般的には北海道の郷土料理とされている。番組では札幌と滝川で広まっていったとのこと。但しウィキペディア記載の通り、その料理形態はモンゴル料理とはかけ離れており、なぜ「ジンギスカン」という名称が広まったのかについては諸説あるようだ。また、かつて無料で貸し出されたという特有の専用鍋についてはいくつかのタイプが考案されているという。

 私自身がジンギスカン料理に初めて接したのは東京農大の大学祭会場であった。【2011年10月9日の日記参照。】 その後、学生時代に冬の北海道を旅行した時は、下車した駅の近くの食堂で昼食や夕食をとることが多かったが、かなりの頻度でジンギスカンを注文していた。お店によって料理形態はかなり異なっており、道東のほうでは自分で網の上に乗せて食べるようなスタイルだったところもあった。




 続く2.の「雷がジグザグに落ちるのはなぜ?」という疑問であるが、番組の正解は「近道だから」となっていた。私がよく分からないのは、近道かどうかということは、通ってみなければ比較できないはずだということ。東京の地下鉄を利用するような場合は、たいがいスマホのアプリで正解を表示してくれるので、最短経路がすぐに分かるが、雷の場合はそのようなアプリを使うことができない。
 あくまで素人なりの推測であるが、雷の電流は、おそらく、四方八方、あらゆる方向に向かって流れようとする。結果として流れやすい場所があればそちらにたくさんの電流がながれ、そこからさらに別の流れやすい場所があれば結果として向きを変えてそちらに流れる。そのようにして、方向転換していった結果がジグザグに見えているという説明に行き着く。もっとも、物理現象の中には、何かの物質的移動(微粒子の移動を含む)を不可欠とするものと、何も移動しなくても空間(場)の歪みだけで生じるものがあり。雷の落ち方が後者のケースであるならば、最短経路探索のために場合を尽くすことは必ずしも必要でない可能性があり、よく分からない。

 次回に続く。