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【連載】 チコちゃんに叱られる!「ゴミ収集車の中」、「夜、光に集まる昆虫」 昨日に続いて、7月12日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の話題。本日は3.と4.について取り上げる。
まず3.であるが、いくつかの自治体では環境教育用の「スケルトン型ゴミ収集車」が導入されているという。番組では墨田区の「わかるくん」が紹介された。 番組を見てスゴいと思ったのは、圧縮の強さであった。一次圧縮(バケットケットに入れられたゴミには、3500kg/cm2という圧力がかけられるという。3500kgというのは、番組の表現で言えば体重100kgのラグビー選手【←大相撲力士ではちょっと軽い】35人分の体重に相当する。 そう言えば、かつて粗大ゴミが定期的に回収されていた時代に、ゴミ収集車がスチール机やタンスなどを丸呑みしている様子を目にしたことがあった。最後の粗大ゴミ無料回収が行われた2001年3月にはアパートの敷地一帯に大量の粗大ゴミが排出されていたが、数台の収集車ですべてを回収できてしまったのは驚きであった。 続く4.であるが、番組の正解は「お月様と勘違いしているから」であったが、この説明には少々納得できないところがあった。解説者によれば、
もっとも、ネットで検索したところ、こちらの論文(弘中・鉢山, 2014)に詳しい解説があり、見かけ上は光に集まるような習性に見えても、より詳しく調べると、光依存的なキネシス(無定位運動性)やクリノキネシス(変向無定位運動)やオルトキネシス(変速無定位運動性)が解発された場合でも、結果的に光源に定位したように観察されることがあるという。このほか、
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