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天文年鑑によれば今年の秋分は、9月23日16時50分となっている。国立天文台の暦によれば、岡山の日の出の方位は89.2°で、真東よりほんのわずか北よりとなっていた。私の住んでいるところではベランダが南向きになっていて真東から真西の方角の空を見上げることができるため、この先春分の日までは、晴れていれば毎朝、日の出を眺めることができる。 なお、9月23日の岡山の日の出時刻は、5時52分、日の入りは18時01分で、昼間の時間のほうが長い。昼と夜の長さがほぼ同じになるのは9月27日。以前にも書いたことがあるが、9月27日の岡山の日の出は午前5時55分、日の入りは午後5時55分で、すべて「5」が並ぶ。日本全国のなかで、午前5時55分に日の出、午後5時55分に日の入りという地域はきわめて限られている。【2002年9月25日や2007年9月26日の日記参照】 |
【連載】 チコちゃんに叱られる!「なんで「えーと」とか「あのー」と言ってしまうの?」 旅行のため録り溜めてしまったが、9月6日放送のチコちゃんに叱られる!の話題。この回は、
「えーと」や「あのー」、「まあ」といったフィラー(【大辞泉】「ええと」「あの」「まあ」など、発話の合間にはさみこむ言葉)は、私自身もよく使っているし、会話、インタビュー、講義、会議、演説などさまざまな場面で耳にすることがある。日本語会話の中ではいちばん頻繁に出現する単語ではないかと思うほどだ。普段はごく自然に出てくる言葉として聞き流しているが、いったん気にするととても耳障りに聞こえることがあるし、自分自身で使うのを止めようとすると言葉が出てこなくなったりする。 この疑問に対する正解は、番組では「発言権をキープするため」とされていた。確かにそれも1つの機能ではあるが、講義や演説の場面などではフィラーを使わなかったからといって発言権が奪われるわけでもない。他にも様々な機能があり、複合的に強化されているためと考えるべきだろう。ちなみにここで「強化」と言っているのは、フィラーを発声することが何らかの結果をもたらしているという意味である。その結果が強化機能を有するのであればフィラーは高頻度で発声されるようになるし、逆に弱化機能を有するか、何の強化機能も持たないのであれば、フィラーは弱化または消去される。 番組で正解とされていた「発言権をキープするため」というのは、フィラーを発することで発言を継続できるという結果が生じ、そのことによってフィラーの発声が強化されているという意味になる。 フィラーの強化機能としては、「発言権をキープする」ほかに、
さて番組では、これに関係した興味深い話題として、「えーと」と「あのー」の使い分けがあった。デートに誘った相手が「えーと」と発声するか「あのー」と発声するのかについて、番組では、
上記の使い分けは常識感覚では納得できるところもあるが、何らかの実験・調査結果などを示してもらえばさらによかったと思う。ネットで検索したところ、こちらにより詳しい解説があり、
ネットで検索したところ、こちら【日本心理学会】にも興味深い記述があった。【以下、長谷川による要約・改変あり】
次回に続く。 |