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【連載】 チコちゃんに叱られる!「カスタネットの赤と青」、「カレーライス」 本日は、9月27日放送の、チコちゃんに叱られる!の話題。この回は、2018年9月14日の再放送であり、取り上げられた疑問は、
ちなみに2.のカスタネットの赤、青の色についての疑問は、2002年頃に放送されていたクイズ赤恥青恥という民放番組でも取り上げられたことがあり、2002年5月31日の日記にその記述がある。 当時の日記にも記したように、私が子どもの頃は、「青色は男の子の色、赤色は女の子の色」というステレオタイプがあり、赤色の服や文具は女の子っぽいという理由で嫌がっていた記憶がある。もっとも今でも、赤いランドセル、赤い靴、赤い筆箱などは女の子用になっているようにも思える。また、公衆トイレのマークは、男性用を青、女性用を赤で表しているところが多いように思う。 元の4つの疑問のうち1.に戻るが、番組の正解は、「イギリス式だったから」となっており、日本にカレーライスが伝わったのは本場のインドではなく、イギリス経由であったことに由来しているという説明であった。カレーのトロミの起源は、イギリス人が船の上でカレーを食べる際に、サラサラだと船が揺れたときにこぼれてしまうため、小麦粉を加えてトロミをつけたことによるという。日本人がトロミのあるカレーを受け入れたのは、江戸時代末期、あんかけ丼のようにトロミのある食べ物を受け入れやすい背景があったという。その後、大量に調理しやすいことから軍隊の食事として採用され全国に広がっていったという。 以上が番組の概要であるが、トロミが導入された経緯はよく分かったものの、そのことと「なぜ日本人はここまでカレーライスが好き?」という疑問は別問題であるように思う。最近ではスープカレーも人気になっているということなので、トロミが無くてもカレーが好まれる可能性があるからだ。いずれにせよ、今の高齢者層にとっては、まだ食糧難の子どもの頃に比較的安価でたらふく食べることのできた料理がカレーであったことが、カレー好きの原点になっているようにも思える。 なお、私が子どもの頃は、「カレーライス」ではなく「ライスカレー」という呼称もよく使われていたが、最近は殆ど耳にしない。ネットで検索したところ、こちらに詳しい解説があり、どうやら1964年の東京五輪の頃から「カレーライス」の呼称が上回ってきた模様である。ちなみにリンク先の3ページには、「どうして日本人はカレー好きなのだろうか?」という問いに対して、
次回に続く。 |