じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
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 幼児向けアプリで遊ぶ孫。最近では乳幼児向けのアプリが多数開発されているという。子どもの発達のプロセスにどういう影響を与えるのかはよく分からない。それはそれとして、アンパンマンはやっぱりスゴイ。

2020年1月6日(月)



【連載】#チコちゃんに叱られる!「凧揚げのタコ」、「シルエットの語源」、「イルミネーションの効果」

 1月3日放送のNHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。この回は、
  1. たこあげは、なんで「たこ」なの?
  2. シルエットは、なんで「シルエット」っていうの?
  3. なんでカップルはイルミネーションを見に行くの?
  4. 働き方改革のコーナー 「新春動物かくし芸大会」
  5. お年玉の「玉」ってなに?
  6. 「略さずに言ってみよー」「ジャガイモとは?」
  7. なぜ人間だけが料理をするの?
  8. 中国地方の「中国」ってなに?
というようにいろいろな話題が取り上げられた。本日はこのうち、前半の1.から4.について考察する。

 まず1.であるが、番組では、もともとはイカの形に似ているということで「いか」「紙鳶(いかのぼり)」と呼ばれていたものが、喧嘩が起こったり、江戸城に火のついた紙凧が落下したことなどから正保3年に禁止され、禁制を逃れて遊び続けるために「たこ」という呼び方に転じたとのこと。辞書にも似たような記述があった。なお、ランダムハウス英語辞典によれば、英語のkiteの語源は、古典英語のトビ、ゴイサギやドイツ語のフクロウなどと同根であるという。
 ちなみに、私自身は子どもの頃に何度か凧揚げをしたことがあるが、そのうちの空き地が減って遊ぶ場所が無くなってしまった。子どもたちが小さい時は何度か遊んだことがある。また、今年の正月には、北九州の複数の公園で遊んでいるのを見かけた。

 シルエットの語源が人名であることについては、『新明解』でも、「フランス語silhouette← Silhouette=フランスの蔵相の名」と記されていた。余談だが、ロールシャッハテストの「ロールシャッハ」も人名だが、ロールシャッハはもともと、精神科医となって慢性病棟を担当した時には、患者さんにパペットの影絵を見せて、うつ状態の活性化をはかったという。【2013年9月22日の日記参照】

 3.のイルミネーションの話は、番組では、
  • 暗い場所では瞳孔が拡大
  • 大きな瞳孔になると、相手は自分のことが好きであると勘違いする。
  • そうするとアドレナリンが分泌され、心拍数が増加。
  • それとともに、セロトニンによる「ホッコリ」、オキシトシンによる「ゾッコン」効果が相まってどんどん好きになってしまう
、というように説明されていたが、私にはどう見ても「風が吹けば桶屋が儲かる」程度のコジツケに過ぎないように思う。この解説に限らないが、何でもかんでもセロトニンややオキシトシンに結びつけるのは行き過ぎではないかと思う。

 もちろん、暗い場所で瞳孔が拡大するのは事実であり、瞳孔が大きいほうが魅力的に見えることも確かだろう。また、関心を持って見つめるといくらか瞳孔が大きくなるという研究を相当以前に耳にしたことがあった(但し、赤ちゃんを見る時、子育て経験のある男性の瞳孔のほうが経験の無い男性の瞳孔よりも大きくなるというような話)。

 いずれにせよ、上掲の説明は、「真昼より暗いところで最初のデートをしたほうが相手が魅力的に見える」という程度のものであって、イルミネーションよりはアミューズメントパークのほうがより効果的かもしれない(←お化け屋敷に誘ってもよいのだが、変わり者と思われる上に、お化けと相手の人が等位にフレームづけされて、お化けの恐怖をもたらす機能が相手の人に変換される恐れもあるかもしれない。お化けと反対のフレームづけがなされれば刺激機能もポジティブな方向に変換されるかもしれないがよく分からない)。

 番組では、まだ間に合うイルミネーションスポットとして
  • 長崎・ハウステンボス:世界最大1300万球
  • 静岡・伊豆ぐらんぱる公園:体感型イルミネーション
  • 神奈川・さがみ湖イルミリオン:空まで演出
の3カ所が紹介された。孫たちがもう少し大きくなったら行ってみたい。なお、岡大イルミネーションは、残念ながら今年は行われなかった。

 次回に続く。