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チコちゃんに叱られる!「なんでイタリア料理にトマトが欠かせないの?」(4/3放送)の中で、イタリア人が「イタリアではトマトの生かじりはほとんどしない。(生かじりをするのは)世界中で日本人だけじゃない?」、また玉川大学の先生が「トマトを甘く食べられるように作っているのは日本だけなんですよ」と言っておられたが、昨日も指摘したように、モンゴル(写真左上)、チベット・シガツェ(写真左下)のホテルでは朝食用にミニトマトが提供されていた。また、チベット・拉薩の超市(スーパー)ではミニトマトが量り売りされていた(写真右)。 もしかすると、「生かじりするのは日本だけ」ではなくて、「生かじりしないのはイタリアだけ」かもしれない。 |
【連載】#チコちゃんに叱られる! 「お米の消費量国別ランキング」「なんでガラスは割れる?」 昨日に続いて、4月3日に放送された、NHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。本日は、以下の3.と4.を中心に考察する。
まず3.の米の消費量であるが、常識的には人口の多い中国やインドがトップになると予想されたが、番組データによれば、
最後の4.のガラスが割れる理由は、「実は傷だらけだから」、より詳しくは「ガラスの原子構造は整列しているので、衝撃を受けると表面の微細な傷から力が真っ直ぐに伝わって割れやすい」と説明された。金属は成分の配列が不規則になっていて、力を加えてもジグザグに伝わるため割れにくいが、ガラスは起点となる傷からまっすぐに伝わるので簡単に割れてしまう。 この「起点となる傷」は、スナック菓子の袋の切れ込みのようなものであり、切れ込みがあると力が集中するが、切れ込みのない場所では力が分散して破れにくいというのと同様。なので、ガラスでも、成分の構造や力の加え方を変えると、鉄と同じくらいに割れにくくなる(オランダの涙など)。 以上でガラスが割れやすい一因は理解できたが、ガラスと金属との比較ばかりでなく、陶器、プラスチック製品、(湖などの)氷などとの比較があるとよかったと思う。また、割れにくいガラスを作るためにはどういう加工が必要か、も知りたかった。 なおウィキペディアによれば、ガラスの構造については、不規則網目構造説と微結晶説という2つの説があり、現在でも論争があるという。このほか、ガラスは固体ではなく液体であるという説を聞いたことがあり、おそらくこれらの論争にも関係していると思われる。 次回に続く。 |