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半田山植物園休園にともなう代替のウォーキングコースとして、植物園の西側に接する坂道を登ってみた。写真は、途中の鉄扉(常時閉鎖)と、金網越しに眺める園内風景(西の谷花壇)。刈払機のエンジン音が聞こえており、休園中もメンテがなされているようであった。 なおこの坂道を登るのは今回が初めて。地図上では、北東側の半田町方面に抜けられるように見えたが、途中から理科大の敷地となり、関係者以外立入禁止の看板があったため引き返さざるを得なかった。 |
【小さな話題】緊急事態宣言の緩和が難しい理由/「感染しない」から「感染させない」呼びかけへ 新型コロナウイルスの感染はさらに拡大し、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は、日本時間の5月3日午前3時の時点で、339万2771人、死者は24万1193人、また日本国内の感染者数は、5月2日20時21分配信のNHKまとめによると、1万4877人、死者は517人となった。 こうした状況をふまえて、5月6日に期限を迎える緊急事態宣言は、対象地域を全国としたまま1か月程度延長される見込みとなった。 緊急事態宣言、あるいはそれに基づく外出自粛要請、休業要請などは経済活動に多大な悪影響をもたらしている。しかし、いったん宣言や自粛要請を出してしまうと、それを解除するという判断は、為政者にはなかなかできないように思われる。その理由としては以下のようなロジックが考えられる。 まず、今後の感染状況については、「1.さらに感染急増」、「2.現状レベルの維持」、「3.感染縮小」という3つの変化が考えられる。いっぽう、今後の対策として、「緊急事態宣言の延長」と「緊急事態宣言の解除」という2つの決定が考えられる。そうすると、それぞれの決定と、その後の変化の可能性は2×3=6通りになり、それぞれのケースについての評価は以下のようになるだろう。
以上を比較すると、緊急事態宣言延長を決定した場合は、3通りのうちのいずれが起こったとしても、為政者の決定が間違いであったと避難されることにはならない。いっぽう、宣言を解除した場合は、「感染が急増した場合」と「現状レベルにとどまった場合」のいずれにおいても批判を受けることになる。もちろん3.の結果になれば英断として語り継がれることになるが、リスクは大きい。 もちろん、外出自粛要請や休業要請が長引けば長引くほど経済活動は悪化しするので、緊急事態宣言延長という判断は、延長の期間が長引くほど批判を受けることになるが、命を犠牲にしてまで経済活動を優先せよと主張することはできない。 ちなみに上掲のジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、アメリカでの死者は5月3日午前3時時点(日本時間)で6万5416人にのぼっているという。かんべえさんの記事によれば、この6万人というのは、すでにベトナム戦争時の死者5万8209人を上回っており、最終的には第1次世界大戦の死者数11万6516人、第2次世界大戦の40万5399人の中間あたりの数になる見込みであるという。それでもなお経済活動優先という主張ができるのはいかにもアメリカらしいところだが、日本では、6万人どころか、ヨーロッパ各国なみの2万人規模の死者が出ただけでも大変な騒ぎになるだろう。 ところで、この新型コロナウイルス感染が広がった当初は、「(自分が)いかに感染しないか」という呼びかけが中心であったように記憶している。最近ではこれに対して「(自分が)いかに(他者を)感染させないか」という呼びかけが主流になっているように思う。これは、マスク着用、「3密」回避、移動自粛などすべてについて言えることだ。じっさい、「感染しないようにご注意ください」という呼びかけだけでは、「自分は大丈夫だ」、「感染した時は自分で責任をとるから余計なお節介をするな」と反論する人も出てくるが、「感染させないようにご注意ください」と呼びかけられるとそういうわけにはいかなくなる。私自身も最近はスーパー買い出しの時にマスクを着用しているが、当然これは、自分がすでに感染しているかもしれないという可能性のもとで、他者に迷惑をかけまいという配慮からに他ならない。日本人の場合は、こういう「他者に迷惑をかけてはならない」という視線はきわめて強固な圧力になる。一部の依存症の人たち(他者への迷惑を顧みずにタバコを吸うニコチン依存者や、要請を無視してパチンコ店に通い続けるギャンブル依存者)を別とすれば、「感染させないように」という呼びかけは日本人向けには極めて有効ではないかという気がする。 そう言えば、直近のNHKニュースの中に、「神戸市の病院を新型コロナウイルス以外の理由で受診した患者1000人を対象にした調査で、およそ3%から新型コロナウイルスに感染していたことを示す抗体が検出されたことが分かりました。」というのがあった。このデータは、
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