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エジプト・アレクサンドリアの賑わい。路面電車が接近するたびに、線路上の露店を動かしている。2006年3月撮影。↓の記事参照(但し、アフリカ縦断旅行はカイロが起点のため、アレクサンドリアは訪れていない) |
【小さな話題】「アフリカ縦断114日の旅」の再放送 5月19日から、NHK-BSPで表記の番組の再放送が始まった。初回放送は2013年9月と表示されていたが、実際に取材されたのは2007年であって、番組冒頭のほうで参加者がエジプト・カイロの安宿に参加者が集まるシーンで「2007年6月1日」という日付が明示されていた。番組情報サイトでも「2008年放送」となっている。2013年9月放送で何らかの再編集が行われたのかどうかは不明である。 過去日記を調べたところ、私自身がこのシリーズをしっかりと視たのは2011年のGWの頃であり、視聴記録が2011年5月5日の日記に記されている。こういう記録をすぐに探し出されるのは、まさに、長期間にわたるWeb日記執筆のおかげであるとも言える。 リンク先にも記したように、バス型のトラックを利用した縦断紀行としては、「アフリカ縦断」のほか、「南米大陸一周165日の旅」、「激走!シルクロード 104日の旅」を視たことがあるが、やはり「アフリカ縦断」のインパクトが一番強い。じっさい、南米やシルクロードのルートは、1回の縦断ツアーは無理としても、いくつかの観光ツアーに参加すればほぼ巡ることができるが(じっさい、トルコ、中央アジア諸国、中国を繋ぐルートなどは私でもほぼ制覇している。)、アフリカ縦断だけは私には到底困難である。番組でも紹介されているように、砂漠のような苛酷な自然条件もあれば、伝染病、さらにこれが一番の障壁であるが、治安上の問題がある。新型コロナウイルスによる国境閉鎖が解除された後でも、同じルートをたどってエジプトから南アフリカまで到達するのはかなりのリスクが伴うように思われる。 2011年5月5日の日記にも記したが、この番組では、ヨーコ、マユ、タイチという日本人の若者3人が参加していた(←実際は、これ以外に撮影スタッフ数名が同行していたはず)。登場した3人が、旅行体験を活かして、いまどういう活躍をされているのかが大いに気になるところだが、確かな情報は得られていない。しかし、仮に海外交流やツアー企画などのお仕事をされているとすると、今回の新型コロナ騒動で大変な困難に遭遇されているものと拝察する。 そう言えば、私がリンクしている旅行会社各社【一部リンク切れあり】の中には、5月31日まで臨時休業を決めたり、国内の辺境地へのツアー募集に切り替えたりして、この苦境をなんとかして乗り越えようとしているところがある。そんな中、少し前には某社が「礼文島 愛とロマンの8時間コース」を募集しておられた。あのコースは私も学生時代に歩いたことがあるが(但し、単独)、桃岩荘ユースホステルなどに宿泊した若者に人気のトレッキングコースであった。いっぽう、今回のツアーの参加者はおそらく65歳以上が大半を占めるものと思われる。高齢者ばかりで「愛とロマンの8時間コース」というのは奇異な感じがするが、考えてみれば、今から40年〜50年前に「愛とロマンの8時間コース」に参加し、それがきっかけで山歩きを始めた人たちこそが、今まさに65歳以上となっているのである。 元の話題に戻るが、今回の放送は、以前視た時より高画質であるような印象を受けた。日本で、地デジ放送への移行が完了したのは2011年7月24日(岩手県・宮城県・福島県は2012年3月31日)であるというから、おそらく、2011年5月はまだ移行前のアナログハイビジョンで視ていた可能性がある。もしくは録画段階で圧縮していて画質が悪くなっていた可能性もある。 今週は第2回のエチオピア・ケニア、次週の第3回は無謀ながらタイチが挑戦したキリマンジャロ、さらに第4回はゴール、というように懐かしいシーンが続くはずで、楽しみにしている。 |