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6月1日の20時、新型コロナウイルスの終息を願い、160の花火業者が参加し、全国各地で花火が一斉に打ち上げられた。3密を避けるため場所は非公開となっていたが、20時前にベランダで待機していたところ、5分間にわたり、写真のような花火が打ち上げられていた。規模は小さいが、一発一発に込められている願いを感じ取ることができた。 |
【小さな話題】QRコードはなぜスゴいか?(その4) 昨日に続いて、 NHK サイエンスZERO 「驚異の自動認識技術!QRコード開発秘話」 の感想と考察。今回は、最終回として、顔認証への応用、そのほか今後のいくつかの可能性について考えることにしたい。 まず、顔認証について。番組内容から理解した限りでは、QRコードによる顔認証は、
この方式で「なりすまし」が起こりうる可能性としては、
番組でも説明されていたように、QRコードによる顔認証の最大のメリットは、オフラインでも認証ができることにある。これまでの顔認証は、顔の特徴データがサーバー側にあるため、認証に時間がかかったり、回線上のトラブルで作業が中断したり、サーバーから個人情報流出の恐れがあるといったデメリットがあった。今回紹介された方式は、ネットやサーバーに繋がなくても認証ができるし、スピートも早いので、大いに実用化できそうだ。特に、定年退職前にかかわってきた入試業務で言えば、こうした形で、試験会場入口でQRコードによる顔認証ができるようになれば、試験中の顔写真照合は不要になるのでありがたい。 なお番組の最後のところでは「読み取り制限機能(非公開領域)」についても説明があり、個人情報の含まれたQRコードを盗まれたり落としたりしても、直ちに悪用される恐れはないというような説明がなされていた。 以上をまとめると、QRコードがスゴいと思われる点は、
ここからは少し変わった活用案であるが、例えば、災害時、あらゆる通信手段が遮断された時に、被害状況や必要物品を記したQRコードを作成して屋根の上に張り出せば、文字で助けを求めるよりも、より多く、かつ確実な伝達ができるかもしれない。もっと拡張すれば、月面に着陸した探査船が通信不能になった時、月面に石ころを並べてQRコードを作成し、地球からそれを高精度の望遠鏡で読み取るなどという手段をとることができるかもしれない。但しいずれの場合も、発信者がQRコードの生成ルールを知っていることが不可欠となる。 このほか、墓碑をQRコード様式で刻んでおけば、一部が風化して読み取れなくなっても、故人の情報をより正確に残せるかもしれない。 さらには様々な軍事利用の可能性も思い浮かぶが、あくまで平和目的で利用されることを願いたい。 |