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トルコのクシャダスで食べたアイスクリーム(ドンドゥルマ)。ソフトクリームフリーザーから提供されるタイプとは異なる。↓の記事参照。 |
【連載】#チコちゃんに叱られる! 「ソフトクリームは何の略か」 昨日に続いて、6月19日に放送された、NHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。今回は、
この「ソフトクリーム」だが、ウィキペディアにも記されているように、英語では「soft serve ice cream」と言い、「ソフトクリーム」は和製英語。日本のソフトクリームメーカーの創業者、田中穰治さんが、できるだけ短く分かりやすくして広めるために「ソフトクリーム」と省略したのが始まりであるという。番組では、昭和39年のソフトクリーム販売者や、昭和41年に「ソフトクリーム \50」と書かれたお店の写真が紹介されていた。 番組でお名前が挙げられていた田中穰治さんというのは、日世の創業者であり、リンク先によれば1947年に株式会社二世商会設立、1951年にソフトクリームを初めて日本に紹介したと記されている。 1951年と言えば私の生まれる前年であったが、私が子どもの頃にはソフトクリームを食べた記憶は無かった。当時は食中毒が多く、親の配慮により、かき氷も口にしたことが無かった。中学の林間学校の時、ハイキングの目的地、神津牧場で食べたソフトクリームの記憶が残っているが、いくら何でもそれが初めてではなく、もっと以前にどこかで食べていたはずだ。 海外の空港や旅行先では、ソフトクリームフリーザーから提供されるようなソフトクリームは殆ど販売されていないように思う。記憶に残っているのは、タスマニアのトレッキングを終えてホバードに向かう途中に食べたソフトクリームであるが、あれがソフトクリームフリーザーから提供されたものだったかどうかは覚えていない。このほか、トルコのドンドゥルマを何度か食べたことがあるが、あれもまた、ソフトクリームフリーザーから提供されるタイプとは製法が異なっていた。 なお、ソフトクリームの簡易版として冷凍庫で保管されているカップを取り出してその場でコーンに載せるタイプ(「ソフトアイス」とか「シルクアイス」とか呼ばれている)がある。客数が少なくてソフトクリームフリーザーでは採算がとれない観光みやげもの店、高速道路の一部のSAなどでよく見かける。岡大の生協食堂でも、セルフで提供している年があった。ま、好みは人それぞれだと思うが、私はあまり好みではない。 次回に続く。 |