Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】 7月下旬には少なくとも2つの天文現象が期待されている。 1つは、明け方の空に全惑星が見えるという珍現象である。残念ながら梅雨明け前でその機会は多くないが、7月19日明け方には火星、7月20日明け方には火星、木星、土星を眺めることができた。但し、金星と水星は東〜北東の方位にあるため、私の住んでいる場所からは観察不可能となっている。天王星は、今年の3月に、金星の位置をを手がかりにして双眼鏡で眺めることができたが、今回は、双眼鏡を使ってもどれが天王星の判別は不可能。海王星は7.8等というからさらに困難。それはそれとして、肉眼で観測可能な木星、土星、火星、金星、水星が赤道上に並んで輝いているのを眺めるだけでも、地球が太陽系の惑星の1つであることを実感できそうだ。 もう1つは、ネオワイズ彗星である。7月中旬までは明け方の空に出現していたが、私がベランダから空を見上げた限りでは梅雨空ばかりで観察することができなかった。まだ梅雨明けしていないので何とも言えないが、7月20日あたりからは宵空、北斗七星の下のあたりに見えるはずだ。 |