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妙善寺バス停南に10月21日にオープンしたスーパー「ハピーズ」を初めて利用してみた。東側には岡大の留学生施設や女子寮があるので、岡大に最も近いスーパーということになる。 岡大(津島地区)周辺のスーパーというと、かつては、「中鉄ストア」と「ふじうら」の2店があったが、「ふじうら」は2004年12月に閉店、「中鉄ストア」はフレスタ・津島店(2020年10月からは、津島モールは「フレスタモールCAZL津島」)となり現在に至っている。 今回の「ハピーズ」の開店により、岡大や岡山理大関係者、福居地区の高齢者はかなり便利になったように思われる。もっとも、私の家からは、ラ・ムー岡山中央店やマルナカ・中井町店のほうが近くにあるため、ハピーズ利用の頻度は限られることになりそう。 |
【連載】「刺激、操作、機能、条件、要因、文脈」をどう区別するか?(31)1991年のHayes論文(1) 10月22日の続き。 今回からは、10月19日で取り上げた、 Hayes, S. C. (1991). The limits of technological talk. Journal of Applied Behavior Analysis, 24, 417-420. について考察することにしたい。10月19日で孫引きしたように、この論文では以下の
機能文脈主義は、関係フレーム理論として知られる言語理論の基盤になっており、その応用の中でもっとも顕著なものが、アクセプタンス&コミットメント・セラピーである。これはB.F.スキナーの徹底的行動主義を再検討し、機能的かつ文脈的要素を強調したものである。これはSteven C. Hayesによって初めて提唱され、心理的な事象(思考や感情、行動を含む)が生じる文脈における操作可能な変数に焦点を当てながら、それらの事象を正確さと広さ、深さを確保しつつ予測し変容させることの重要性を強調している。となっていて、上掲の4つの次元のうち、構成(organization)を除く3点がそっくり取り込まれていることに気づく。 もう少し古い文献を探ると、Pepper(1942)の世界仮説では、視野(scope)と正確性(precision)が強調されており、このあたりのことは幻の名著『アクセプタンス&コミットメント・セラピーの文脈』の第1章(武藤2006「機能的文脈主義とは何か」)でも概説されている【2011年刊行の『ACTハンドブック』の第1章「機能的文脈主義とは何か」にほぼ同じ内容あり】。 ところで、元のHayes(1991)だが、これは、『Journal of Applied Behavior Analysis』誌の特集号: SCIENCE, THEORY, AND TECHNOLOGY: VARIED PERSPECTIVES の一環として掲載されたもので、Hayesのほか、この日記でも何度も引用させているMorris先生のほか、Iwata、Baer、Lindsleyなど、よく耳にするお名前が並んでいる。なので、本来は、この特集号全体でどういう議論がなされていたのか、30年経ったいまどう進展したのかを総括する必要があるのだが、残念ながら、隠居人の私には、そこまで把握する力量が無い【←力量が無いことに加えて、最近の関連学術誌は出版社管理のもとで無料で閲覧できなくなり、私のように自宅パソコンで私的に情報収集している者にとっては、網羅的な収集がきわめて困難となっている】。 次回に続く。 |