じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 各種報道によれば、ニトリやデコホームで販売されていたバスマットやコースターの一部に、法定基準を超えるアスベストが含まれていたことが判明したという。同じ形のものが我が家のお風呂場にあったので妻に聞いてみると、ニトリで買ってきたものであるという。
 もっとも、対象の製品は、2016年12月4日〜2020年12月16日に販売されたものに限られているらしく、購入時期がこれに含まれるかどうかは未確認。
追記]2019年に購入したものであると判明。
 販売元によれば、
対象商品をお持ちのお客様は直ちにご使用を中止いただき、ごみ等で廃棄せずに、ビニール袋に2重に入れ、テープ等で封をした上で回収まで保管をお願いいたします。
ということだが、やれやれ面倒なことだ。
 なお、見分け方に照らし合わせてみたが、サイズは29×39cmで一致、側面には光沢がなく、この基準から言えば回収品に一致するように思われる。
 ちなみに、私の世代では、アスベストは理科の実験の時の「石綿金網」に含まれていたし、古い建物の天井や壁にも使用されており、バスマットのアスベストだけで健康被害に及ぶことは考えにくい。

2020年12月26日(土)




【連載】#チコちゃんに叱られる!「ペットボトル入りの牛乳」「寒いと体が震える理由」

 昨日に続いて、12月25日に初回放送された、NHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。

 本日は、
  1. なんで猫はカワイイの?
  2. なんでペットボトル入りの牛乳って見かけない?
  3. なんで寒いと体が震えるの?
  4. なんでクリスマスにクリスマスツリーを飾るの?
  5. カラットってなに?
という5つの話題のうち、2.と3.について考察する。

 まず、ペットボトル入りの牛乳の件だが、確かに、炭酸飲料やお茶と違って、ペットボトルに入った牛乳というのは見たことが無い。但し、どの国だったか忘れたが、外国のスーパーでは、プラスチック製の容器に入った大容量の牛乳を見かけたことが複数回あった。
 番組の正解は「牛乳とペットボトルには、どうしても結ばれない悲しい物語があるから」であるとされ、この番組らしく、オペラ歌手の熱演でその経緯が説明された。概要はウィキペディアにも記されており、
かつては食品衛生法により、紙パックとガラス瓶以外への牛乳の充填は禁止されていた。2007年の法改正でペットボトルへの充填も認められているが、実際にペットボトルで販売している大手企業は、2017年現在確認できない。これは設備投資に多額なコストがかかる点、口をつけて飲み、ふたを閉めた状態で常温で持ち運ぶ間に細菌が繁殖する、外部からの光線を遮ることができず酸化が進むためといわれる[24]。なお、プラスチック製の瓶やテトラパックで販売する企業はある。2020年9月15日より、タカナシ乳業が牛乳瓶型のペットボトルに入った牛乳の発売を開始した。
 要するに、ペットボトルの利点は、常温で持ち運びながら瓶に口をつけて少しずつ飲めるという点にあるが、牛乳の場合は常温では変質しやすく、また透明容器では光線により参加しやすいため、ペットボトルは適さないということが主要な理由であるようだ。なお、2020年の9月より発売されているというタカナシ乳業のペットボトル入り牛乳は200ミリリットル型であり、常温で持ち運びながら飲むことは想定されていないようであった。
 牛乳の容器として紙製(屋根型と、LL牛乳型)、ガラス瓶、ペットボトルのいずれが望ましいのかという議論は、コストの問題もあるが、今のご時世ではやはり環境への配慮が至上命題となるだろう。そういう点では原型のまま再利用ができるガラス瓶が最良かと思われるが、瓶の回収、洗浄、消毒などに要する環境への負荷はけっこう高いように思われる。紙パックは現在ではリサイクルが原則となっているが、LL牛乳のパックは燃えるゴミに分類されているようだ。




 3.の「なんで寒いと体が震えるの?」については、番組では「体を震わせて熱を作っているから」と説明された。このこと自体は素朴に考えても分かる内容であったが、シバリングに体温調節性シバリングと、非体温調節性シバリングというのがあり、前者はさらに、行動性体温調節と自律性体温調節があるらしい。
 もっとも、番組のほうでは、まず体の約15〜20%を占めるタンパク質の役割として、「栄養や酸素を運ぶ」、「骨や筋肉を作る」、「皮膚や髪の毛を作る」が挙げられ、また、そのタンパク質が効率よく働く温度は約37℃であると説明された。体温が下がるとこの機能が低下するため、いくつかの機能により体温の低下を防いでいるが、そのうちの1つとして、「筋肉を震わせて熱を作る」がある。筋肉を動かすにはアデノシン三リン酸が働くがその副産物として熱が発生する。シバリングは筋肉を最大約500回/分震わせることで効果的に熱を作り出せるというお話であった。

 体が震えると言えば貧乏揺すりがすぐに浮かぶが、こちらは原因がよく分かっていないらしい。少なくとも体温を上げる効果は無さそうだ。但しネット上では「3分間貧乏ゆすりを続けると、ふくらはぎの皮膚温が約1℃上がる」という引用もあった。
 パーキンソン病の初期症状である震えと、シバリング、体温調節との関係もよく分からなかった。但し「【パーキンソン病による】ふるえ・筋肉のこわばり・動作緩慢などの運動症状は、体が冷えると増強しやすくなります」という記事はあった。

 不定期ながら次回に続く。