じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 南岸低気圧の影響で、岡山では1月22日から24日にかけて合計44ミリの降水量を記録した。特に1月23日は午前3時台から午後9時台まで連続して毎時0.5ミリ以上の雨が降り、この日はウォーキングを断念せざるを得なかった。
 ちなみに岡山の1月の合計降水量の平年値は34.2ミリであり、この3日間だけで1カ月分の1.3倍の雨が降ったことになる。
 写真は雨のしずくがついた蔓薔薇と、ハスの枯葉。

2021年1月25日(月)




【連載】#チコちゃんに叱られる!「厄年ってなに?」

 昨日に続いて、1月22日に初回放送された、NHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。

 本日は、
  1. スーパーで売っている鮭とサーモンってなにが違うの?
  2. 厄年ってなに?
  3. 「空気を読む」っていうのは、なにをしてるの?
という3つの疑問のうち、2.について考察する。

 厄年については、ウィキペディアに記されているように、「厄災が多く降りかかるとされる年齢」とされているが、番組では、人生の大事な節目であり晴れの年齢とも考えられるという意味で、「厄年=役年」であるという説が紹介された。またこうした転機には精神的・身体的に不安定となり病気やけがになりやすいことから、「身を慎むべき、警戒すべき」という意味が込められているという。

 斗鬼先生によれば、
  • 男性の厄年、25、42、61歳はそれぞれ、
    • 25歳(数え年。以下同様);江戸時代では結婚し、責任ある仕事を果たすようになる。
    • 42歳:家長を譲り受けたり、村の行事で中心的な存在になる
    • 61歳:隠居し、年長者として意見を求められる立場
  • 女性の厄年、19、33、37歳はそれぞれ、
    • 19歳:江戸時代では結婚し、出産という大役を担う
    • 33歳:嫁ぎ先の一員と認められる年齢
    • 37歳:しゃもじ(へら)渡しが行われることで、姑から嫁に家事全般の権利が譲られる
であるという。なんだか、後付けの解釈のようにも思えてしまうが、男性の42歳に関しては、富山県黒部市の生地(いくじ)たいまつ祭りで42歳の厄年を迎えた男衆が神輿を担いだり、また女性の33歳に関しては、昭和30年頃まで続いた佐渡市の儀礼の中では、33歳になると呼び名が「嫁」から「母さん」になるという。

 上記の伝統行事のうち「生地たいまつ祭り」について調べてみたが、2020年は新型コロナウイルスの感染防止のために中止、神事のみ行われることになったという。
 また、33歳になると呼び名が「嫁」から「母さん」になるという佐渡市の儀礼についても、詳しい情報は見つからなかった。

 いずれにせよ、現代社会では、人生の節目となる年齢は人それぞれあり、何歳になったときが「厄年=役年」ということは機械的には決まらないように思われる。じっさい、私自身の場合も、一般的な25、42、61歳の「厄年」にはいずれも特に大きな出来事は起こらなかった。

 なおウィキペディアでは、英語版ロシア語版で厄年の説明があった。見出しは、英語では「Yakudoshi」、ロシア語では「Якудоси」となっていて、日本語と同じ発音になっていた。

 次回に続く。