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文法経駐車場北側のミモザが見頃となった。残念ながら、西側の1本は1月30日の強風で根こそぎ倒れてしまったが、倒れた状態で花を咲かせていた。
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【小さな話題】2021年京大・文系数学の整数問題の拡張 2月27日の日記で、今年の京大の文系数学の入試問題の1つ、 ●pが素数ならばp4+14は素数でないことを示せ。 という整数問題に言及した。この問題自体はそれほど難問ではなく、たぶん以下のように解くことができる。 (1)p=3の時、p4+14=34+14=95 となり95は素数ではない。 (2)pが3以外の素数である時、pは3の倍数ではないので、3n±1と表すことができる。但しnは整数でn≧1。 (3)p4+14=(3n±1)4+14 (4)ここで、(3n±1)4+14≡(±1)4+14≡(±1)4-1≡0 (mod3) (5)よって、pが3の倍数ではない時、p4+14は3の倍数となる。 (6)pは2以上なので、p4+14≧30。よってp4+14が3となることはない。【3は素数なので、上記(5)だけでは「素数にならない」という証明にはらないため】 (7)pが素数であるならば、p4+14は(1)または(5)のいずれかとなるので素数にはならない。 この証明を拡張すると、元の問題は、 ●pは自然数である。pが3の倍数でないならばp4+14は3の倍数であることを示せ。 というように作りかえることができるはずだ。では、なぜわざわざ「pが3の倍数でないならば」とせずに「pが素数ならば」としたのだろうか? 察するに、
元の問題に戻るが、この問題は、
[※]上記の書き換えの中には「pが素数ならば」という条件を必要としない場合があるかもしれないので要注意。 もう1つ、上記にも関連するが、3の倍数とならない整数を2乗した数は、必ず3n+1となる(n≧0)。いっぽう、3の倍数は2乗すると3nとなる。興味深いのは、3n+2、つまりどんな整数を2乗しても、それを3で割った余りが2になることはないという点にある。冒頭の解法で、 (3n±1)4+14≡(±1)4+14≡(±1)4-1≡0 (mod3) と書いたが、じっさいは、 (±1)4≡((+1)2)2(mod3) となる。元の問題で言えば、「pは3の倍数ではないので、3n±1と表すことができる。」のあとに「(3n±1)は2乗すると3m+1と表すことができる。」としてもよい。 このことに関連した例題として、中学生向けに、以下の問題を作ることができる。 n×n個のリンゴがある。これを同じ数になるように3人で分けたい。nが3の倍数でない場合、リンゴはいくつ余るか。上記に述べた通りで、リンゴは必ず1個だけ余る。2個余ることは決して無い。 |