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「接写で楽しむ雑草の花」。今回はヘビイチゴ。近縁種にオオヘビイチゴ、ヤビヘビイチゴなどがあるが、葉っぱや花の形からヘビイチゴであると推定した。 |
【連載】#チコちゃんに叱られる!「音楽がランニングに与える効果」「ストライクやボールの起源」 3月26日に初回放送された、NHK チコちゃんに叱られる!の感想と考察。 今回は、
まず1.については、「音楽が脳からのSOSをかき消してくれるから」と説明された。音楽には疲労感やつらさをかき消す効果がある。脳が疲れを認識するとSOSのサインが発せられ、これを体が受け取ると疲労感を感じるようになるが、音楽を聴くとドーパミンなどの快楽物質が放出され、SOSのサインが感じにくくなって一時的に疲労感を軽減させる。オーストラリアで行われたランニングの比較実験では、音楽ありの条件は、音楽なしの条件より、疲れを感じるまでの時間が20%程度長くなったりすることが示された。このほか、体がリズムに合わせて運動のペースを一定に保てる効果(引き込み現象)がある。一般的には1分間に120拍前後の曲がウォーキングに適しているという。さらに、体を動かしたくなる感覚(グルーブ感)があるとされる曲(JEP:General誌に論文あり)、運動前に聴くとパフォーマンスが向上しそうな曲、より体が動かしやすくなる曲、ドライブ中に聴くと安全運転ができそうな曲、朝寝坊していつもより駅まで速く動きたい時の曲、などが紹介された。 音楽の効用については、これまでにもいろいろな話を耳にしたことがあるが、私個人は、何かの作業をしている時に音楽を聴くと逆に集中できなくなり、また、ウォーキング中はもっぱら植物の観察をしたり考え事をしながら歩いているため、音楽を聴くことは全く無い。というか、24時間365日を通じて、音楽には殆ど縁の無い生活をしているため、音楽の効用と言われてもイマイチピンと来ないところがある。 次の2.については、「野球のストライクは審判の不満の声」と説明された。そもそも、創成期の野球では、ピッチャーはバッターがリクエストしたコースに投げ、それを打つのが当たり前のスポーツであった。その場合のストライクは、「打て」を意味していたという。当時のルールでは、バッターが3回空振りするとアウトだが、見送った場合については特に決まりが無かった。その後、バッターが打てないような球は「アンフェアーボール(ズルい球)」として忠告されるようになり、これが省略されて「ボール」となった。その後、泥仕合になるのを避けるため、アンフェアーボールを9球投げると1塁に進塁できるというルールが生まれ、これがフォアボールになった。 野球関連用語については、以前にも「サウスポーの由来」などが取り上げられたことがあったが、最も基本となるストライクやボールの起源については特に疑問を持ったこともなかった。野球が人気スポーツとなっている国はごく一部に限られているが、サッカーのように世界規模で広がらない一因は、審判の判断1つで勝ち負けが決まってしまうことにあるかと思う。 次回に続く。 |