【小さな話題】5月下旬に観た映画・ドラマ その3『スタンドバイミー』、『ジャンパー』『時をかける少女』
昨日に続いて、5月下旬に録画・再生で観た映画、ドラマの備忘録。以下、ネタバレ満載。
- 【5月28日放送、日テレ系、『スタンド・バイ・ミー』
1986年、89分【放送は85分】。「青春映画の金字塔」として高評価されているそうだが、これまで観たことは無かった。1959年、12歳だった4人の少年たちのひと夏の冒険を描いたもので、トム・ソーヤの冒険(およそ10歳)の冒険にも通じるところがあるが、それぞれが自己主張したり相手をからかったりしながらも強い友情に結ばれて困難に立ち向かい成長していく様子が鮮やかに描かれているように感じた。
リーダー的な存在のクリスは、弁護士となったものの、レストランでもめていた客を仲裁しようとして刺殺されたという結末になっていたが、クリスを演じたリヴァー・フェニックスという俳優も23歳の時に、ヘロインとコカインの過剰摂取が原因で死亡したというから皮肉なものだ。
少し前に観たおっぱいバレーに登場する男子中学生たちは、スタンドバイミーの少年たちよりも2〜3歳年上のはずだが、精神的な発達という点では遙かに遅れている。映画だけの話なのか、日米の文化差なのかは分からない。
- 【5月30日放送、BS日テレ系、『ジャンパー』
2008年、88分【ノーカット】。瞬間移動という発想のユニークさと、東京がロケ地の1つになっているところが興味深い。もっとも主人公の特殊能力と、追っ手の能力には大差なく、結果として、ありきたりのアクション映画と同じ展開になっているように感じた。本人だけが使える能力を活かして追っ手の裏をかくというどんでん返しがあれば面白くなったと思う。
- 【5月31日放送、NHK-BSP、『時をかける少女』
1983年、104分。以前にも観たことがあり、理科の実験室、一夫の祖父母の家、一夫が植物採集をしている岩場などのシーンは記憶に残っていた。いっぽう、11年後に和子が勤務先で一夫とすれ違うシーンについては全く見た覚えがなかった。
尾道の風景を含めて、改めてよい作品であると思った。
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