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10月10日のNHK「ダーウィンが来た!」で、 ●「街に大進出!青い鳥の謎」 という話題を取り上げていた。番組では八王子周辺に生息しているという話だったが、岡山では昨年あたりからさえずりをよく耳にしており、ベランダの手すりに止まっていたこともあった。ということで、4月25日の日記で公開したさえずりを再掲した【サムネイルをクリックすると鳴き声が出ます】。 番組によると、イソヒヨドリのさえずりは2000〜8000ヘルツというように他の鳥に比べると音域が広く、街中の雑音100〜2500ヘルツと重ならない部分が大きい。これはもともと波の音の大きい岩壁で暮らしていたためであるという。この特徴を活かして、街中でも縄張りを主張できるという。 |
【連載】#チコちゃんに叱られる!「午後中と言わないのは」「ゼリーは液体」「携帯番号はなぜ090」 昨日に続いてチコちゃんの話題。本日は、10月8日(金)に初回放送された分についての感想と考察。この日は、
まず1.の「午前中と午後中」の話題だが、番組では「午後の終わりは人それぞれだから」と説明された。午後の終わりは、日没、深夜というように人によって決まっていないので、「荷物は午後中に届きます」といっても情報が伝わらないからというような説明であった。 木村一先生(東洋大学)によれば、もともと「〜中」というのは終わりのところに意識が向けられるので、終わりがはっきりしているものに使われる。この場合の「終わり」とは、時間軸上の終わりばかりでなく、動作的な終わりの場合も含まれているという。じっさい、
ちなみに国語辞典【新明解】によれば「中」には「一定の限度内」という意味がある。よって、この限度がはっきりしていれば、時間や活動以外のさまざまな物理量でも使われそうな気がするのだが、普通は「体重60kgまで」を「体重60kg中」とは言わないし、他にも「中」が使われている例は浮かばない。 あと、英語の場合は、「in the morning」、「in the afternoon」、「in the evening」というようにいずれも「中」に相当する「in」が使われているが、「night」に対しては「in」ではなく「at」を使いなさいと習った覚えがある。ネットで検索したところ、こちらに分かりやすい解説があり、基本的には「時間の流れが意識されればinが、感じられなければatが使われる」ということのようだ。なので
2.のゼリーについては「い〜やかたまっちゃあいないのよ」と説明された。物理的な性質としては、個体ではなく液体に近い構造になっているらしい。そう言えば「ガラスは液体か固体か?」という話は何度か耳にしたことがある。ま、実用的に区別するならば、形が安定しているものは固体、いろいろな容器に移せるものは液体と考えればいいように思う。 3.の携帯電話の番号は、単純に固定電話の番号が割り当てられていない領域を利用したからだと思っていたが、もう少し複雑な背景があるようで、番組では「争いが起こらない平和な番号だったから」と説明された。要するに、もともと電話番号は10桁であったが(←東京や大阪は、03や06の後に7桁、合計9桁であったと記憶している)、携帯電話の爆発的な普及により1985年に11桁化に以降された。そのさいに、変更部分の多い人と少ない人という不公平が出ないため、未使用【厳密には一部はすでに使われていたが少なかった】の090がつけられるようになったらしい。 この不公平の意味は最初は何のことか分からなかったが、例えば10桁時代に010から始まる番号だったものを010から始まる11桁に変更した場合、010からの番号を持っていた人は、010の次に「1」を挿入するだけの変更で済むが、020や030の人は、頭の部分を0102や0103に変更する必要が生じた。そこで、どの番号も090から始まるようにすれば010でも020でも030でもみな、0901、0902、0903というように頭の部分を取り替えることになり公平な変更となった。この変更は1999年(平成11年)1月1日午前2時から実施された。その後携帯電話の利用はさらに進み、2002年には「080」が追加、2013年にはPHSに割り当てられていた「070」も携帯電話で使えるようになり、現在では携帯電話の番号はおよそ1億9440万(2021年3月末)に増えているという。 日本の電話番号計画についてはウィキペディアに詳細な説明がある。私も知っているのは、
なお、今回、「090」は「ゼロキューゼロ」と発音されていたが、正式には「レイキュウレイ」が正しい読み方であると補足された。これに関連して、「森田美由紀アナに教わる間違えやすい日本語」というコーナーが始まり、日本語の誤用として、
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