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12月10日は、路線バス・路面電車運賃無料DAYとなり、岡山市内の路線バス・路面電車の運賃が無料となった。写真上は、西大寺方面に向かうバス車内。無料ではあったが、乗車時はかなり空いていた。【帰路は最大で5〜6人が立っていた。】
写真下は路面電車乗車時に配られた整理券。降車時に箱に入れて乗客数をカウントするようだ。路線バスの場合も乗車時に整理券を受け取り、降車時に運転席横の箱や袋でそれを回収していたが、同じ箱にひとまとめにして入れるようになっていたため、乗客がどこで降りたのかは把握できないようになっていた。今回の無料化は岡山市が運賃分を負担してくれるということになっているが、このやり方で正確な負担額が把握できるのかどうかは疑問である。 ※各バス停での乗車人数と降車人数を機械的に記録していけば、それぞれのバス停区間で何人がバスに乗っていたのかは把握できる。その積分値を計算すれば、各乗客が実際に乗車した区間が分からなくても、運賃額の合計とほぼ同じ金額が求められるはずである【乗車距離が長い時に運賃が割安になるような料金設定をしていれば誤差は大きくなるが】 |
【小さな話題】初体験!岡山・無料路線バス乗り継ぎの旅 岡山では12月10日(金)、11月28日に続いて2回目となる「路線バス・路面電車運賃無料DAY」が実施された。 この日はたまたま、妻の運転する車で外食に出かけていたが【←Go To Eat in 岡山利用】、途中でそのことに気づき、平日であれば混雑も無かろうと思い、岡山駅近くで下ろしてもらい、初挑戦することにした。 突然の思いつきで始めたため、タブレットや地図は持参しておらず、また老眼鏡が無かったため時刻表が読めるかどうかという不安もあったが、たまにはこういう無計画のバス旅もよいだろうと思い、とにかく、岡山駅のバスターミナルに到着後、興味を持てそうな行き先のバスが来れば何でも乗ってみようということに決めた。でもって、結果として次のような行程となった。
ふだん路線バスには無縁の私にとって、長時間バスを乗り継いだのは、コロナ前の2018年〜2019年頃に出かけた海外旅行以来のことであった。2018年〜2019年に出かけた旅行先は、オーストラリア以外ではすべて車が右側通行であったため、バスの車窓から外の景色を眺めていると、自分の乗っているバスが道路の右側を走っているような錯覚が起こってしまう。また、途中の景色も、どこか別の国に来ているように感じられることがあった。 しかし、停留所に止まるたびに待たされたり、信号が赤に変わって停車するたびに、イライラすることもあった。別段急いでいるわけでもないし、バス旅そのものを楽しもうとしていたはずであったが、せっかちな性分はなかなか抜けきれないようであった。 ところで、今回の目的地であるが、実は私は、西大寺で裸祭が行われるお寺がなんという名前なのか、また、映画『三丁目の夕日』のロケ地となった街並みが何という名前の通りであったのかはすっかり忘れており、バスターミナルからどの方角にどのくらい離れているのかも全く知らなかった。幸いバスターミナルの近くに地図や案内板があり、お寺の名前が「西大寺観音院」であることを思い出し、道なりに歩いて行ったところ、ほぼ迷わずに行き着くことができた。 いっぽう「五福通り」のほうは、お寺の近くの案内地図を頭に入れてその方向に歩いてみたがサッパリ見つからない。運良く、通りがかりの人がおられたので道を尋ねて、やっとのことでそれらしき街並みを確認することができた。 なお、西大寺観音院と五福通りの写真は、整理でき次第、楽天版に掲載する予定。 今回の「バス旅」はけっきょく、往路に1回、帰路に4回、合計5回の乗り継ぎ旅となったが、同じコースをもう一度バスに乗って旅をしたいと思うほどの感動は無かった。じっさい、岡山駅から西大寺までは、JR赤穂線では所要時間19〜23分、運賃は240円(津山線法界院から西大寺までは330円)となっている。今回は無料なので往復バスを利用したが、通常の有料の運賃であれば、少なくとも片道はJRを利用して早く帰宅したほうが楽であるように思えた。 |